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珍フィルムスナップ:Hands On Film Autumn 200(鎌倉)

 前回に引き続き、南関東に滞在する機会があったので鎌倉にてフィルムスナップを楽しんで来ました。今回使用したのはHands On Film Autumn 200。Spring 200同様映画用フィルムから作られたフィルムですが、こちらは青みが強いのが特徴です。

 紅葉目的で鎌倉まで出向きましたが、鎌倉大仏から海岸沿いに抜けて江の島まで抜けるルートで撮影しているので青みが強いフィルムがピッタリだったと思います。強烈な夕日の赤みも調和されてWBもいい感じ。

 赤みがない場所で撮影するとこんな感じ。光が滲むのは映画フィルムの特徴だそうな。タングステンフィルム並の青さですが、ISO200なので日中も使いやすいフィルムでした。

 久しぶりに鎌倉大仏まで来ましたが、入場料300円なんですね。その手前にある絵入りのDAIBUTSU看板が好きなのですが、逆光でうまく映らず残念。あと関西人的には大仏様が野晒しなのがやっぱり気になる。

 そんでもって海ですよ。北関東と違って夕日が海に沈むのがいいですね。フィルムの青みで海の青さが引き立つのもあり、夕日は調和されて今回はいい感じの写りになりました。

 稲村ヶ崎は今日も晴れ。江の島越しの富士山も見れました。こうしてみるとAutumn(秋)というより夏っぽい色味になりますね。その先の鎌倉高校前駅では夕日がすごくてこのフィルムでも中和しきれませんでした。それにしても観光客の数がすごい。

 最後に少しだけ江の島に顔を出して、この日の撮影は終了です。開放F2.8
のレンズにISO200で夜景は無理でした。最後の江ノ電もちょっとシャッター切るのが早かったですね。光源の滲みがいい感じなだけに、ちょっと残念。


 正直日が暮れるまで撮影する想定ではなかったのですが、青基調のフィルムは夜の方が映えるので準備はしておくべきでした。その点はISO800が基本のタングステンフィルムの方が使い勝手良さそう。
 ただ日中でも使えるのがHands On Film Autumn 200の強みかもしれません。Spring同様まともな環境であれば粒状感も無く、色味以外は素直で使いやすいのもおすすめポイントです。

【撮影情報】
フィルム:Hands On Film Autumn 200
カメラ:minolta SRT Super
レンズ:Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8
撮影場所:神奈川県鎌倉市
撮影日:2024/12/8

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