なぜ、創業融資を受けるのか?
お世話になります。地域創生media&Curation合同会社の宮田です。日頃お客様とお話していく上で伝わりづらいことについて、今後記事にしていたいと思います。
今日のテーマです。「なぜ、創業融資をうけるのか?」になります。
創業融資の制度上の話は、下記に記します。
・創業時にうける融資
・日本政策金融公庫や保証協会付の融資として金融機関でうけることが可能
ざっくりとこんなものになりますが、なんで創業時の融資が重要なのかで説明すると充当される資金使いみちは3つに大別されると思います。
・設備投資
⇒HPの製作費用や物件取得や店舗内装にかかわる資金
・運転資金
⇒売上を計上して、現預金として受け取るまでのタイムラグを補完する資金
・赤字補てん資金
⇒毎月の赤字、または現金の流出を補填する資金
で、結局は創業資金というものは、設備資金と赤字補てん資金の意味合いが強いと思います。設備資金の説明は割愛して、なぜ赤字補てんの意味合いが強いのかを解説します。
一例としては、飲食店をあげます。
飲食店って実質運転資金発生しません。
理由は、
・商慣習上売上は現金商売
・支払いは末締め翌月末払いとかが多い
つまり、名目上は運転資金として借り入れをしていても、「その業態、運転資金発生しないじゃん」って言うのが実態です。じゃあ、なんで運転資金として借りる資金ってなにを目的にしているのかでいれば、赤字補てん資金になります。そして、通常の創業以外の融資であれば銀行は赤字補てん資金は融資したくないし、しない方向性で動きます。
つまり、創業融資で借入するメリットは、自己資金で足りない設備投資の資金と赤字補てんの意味合いが強く、創業以後は赤字補てん融資は難しいことを踏まえて、赤字補てん資金の借入というのが適当かと思います。
*運転資金が発生しない業態を想定してます。(飲食業、小売業、サロン)