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気分の選択でひろがる世界

まえおき

トマトパスタがアラビアータだったよ.


食べるまで気づかなかったわたし.
これはこれで笑えて.
そして美味しくいただきました.

そんなこんなあって,ふっとあることを想い出したのです.

本題

とても感銘をうけたある方のお話.

何年か前のこと.
パラリンピックの正式種目であるゴールボールで日本代表として活躍する浦田選手の講演を聴く機会があった.

ゴールボールは視覚に障害のある人を対象に考えられたボール競技で,目隠しをした選手がチームとなって鈴の入ったボールを転がし,相手ゴールにボールを入れて得点を競う競技.
目隠しをするのは,見える範囲など障害の程度によって差が出ないように,同じ条件で競技を行うためだそう.

対談式の講演で,終始溢れんばかりの笑顔をみせる浦田選手.
チームとして競技に向きあうときの言葉の選びかたやその大切さ,日常生活のことまで,うちから放つ輝きとともに繰りひろげられるお話に惹き込まれて,感動的な時間を過ごさせていただいたことを覚えています.

その中のコンビニのエピソードがとても印象的で.

いつもの道中,この角を曲がって何歩くらい進むとコーヒーの香りがしてくる.
これがコンビニの知らせだそう.
時代をあらわしてて面白いなあ.
その昔はお弁当というか揚げもの的な香りだったのかもなあ..

そのコンビニでの過ごしかた.
“おむすびの買いかた” がとってもユニークで.
店員さんに「〇〇のおむすびください」と頼むこともできるけれど,
あえて聞かずに手にとったおむすびを購入するそう.

きょうのおむすびは何かな〜♫ 
食べるまでわからない,中身がわからないプレゼントを開けるような,くじ引きのような,そんなわくわく感をいつも楽しんでいるそうなのです!

たくさんのものに恵まれる昨今,目的のものがないとがっかりしてしまいがちな..そんなマインドにクリアな風がふきこんできて,ゆたかさを教えていただいたような,あったかい気持ちに包まれて.

ゲームのように楽しんでいるとおっしゃる今のお姿.
大人になってから見えていた世界が見えなくなり(確か大学生くらいだったとおっしゃていたと思います)こんな風になれるまではかなりの葛藤があった当時のこともお話してくださいました.

そして “楽しみにかえる” ということを選択された.

ああ. 
そんな風に 「なんかいい気分〜」「ルン〜♫」みたいな気分になれるような選択を日々にふやしていくことで ,感じとる世界もきっとかわっていくんだろうな.

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