勝手に起業家まとめ〜宮嵜太郎さん〜
宮嵜太郎
■来歴
18歳 高校を中退後に京都で庭師の丁稚奉公になる
21歳 東京の営業会社に就職
24歳 福岡で株式会社豆吉郎を創業
元手10万円で中古トラック5万円と商品5万円を購入し、初日売上1,000円だったところから売上高100億円にまで成長(全国最大の移動販売組織を構築・運営)
36歳 西日本新聞社に豆吉郎の全株式を売却
その後、都内のベンチャーキャピタルに参画後、V&Mパートナーズを創業
41歳 日本FCファンドを設立
■ポイント
・豆腐に注目して起業
豆腐の移動販売にした理由はシンプルで「仕入れ価格が安い」「リピーターがつきやすい」「単品での商売が可能」「豆と仕入れ方法を工夫することで既存点から顧客獲得ができる」である。
・フランチャイズビジネスで成功
創業当初は自分で豆腐を仕入れて販売していたが、5日で販売委託に切り替えて、「豆腐を販売するシステムを売る事業」に転換した
豆吉郎のビジネスモデルは2つで下記である
1.直営店が軌道に乗ったらフランチャイズ化するパターン
2.最初から新規フランチャイズを募集するパターン
・売却して、次にやりたいことに挑戦中
売却した理由は「組織運営が得意ではなかったため」と「市場シェア獲得のためにスピードが必要なため」である
宮嵜氏はサラリーマン経験がなく、おおきな組織をマネジメントする能力が欠如していた。
また、豆腐の移動販売市場を全国制覇しても40億円程度で、かつ20年ほどかかる計算だった。
IPOはハードルが高くて断念し、水産加工食品会社をM&Aするがうまく行かず、第三者割当もしっくりこなかった。
そこで、売却という手段を決意した。
現在は、起業家支援の活動をしている。