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物語る力が持続可能な地域つくりのポイント!かもしれん

『ふるさとチョイス』で有名な株式会社トラストバンクの会長須永珠代さんの公開インタビューに参加して、地方に必要なものは、戦国大名ばりの想像力じゃないかって思いました。

ちなみに、ぼくが参加させてもらったイベントは、LoveTech Mediaさんが企画された『「自立した持続可能な地域をつくる」トラストバンク創業者にオープン・インタビュー:須永珠代さん』

手塚治虫先生が「漫画がうまくなりたいなら、漫画以外から学びなさい」的なことを言ってます。なので、地方創生は専門外ですが、物語をつくる力を日本中に伝えていく身としては、何かしら気づきがあるかな、と。

で、行ってみたらやっぱり気づきはありましたよ!

インタビュー内容の全容は、後日こちらにバッチリ掲載されますので、LoveTech Mediaさんのサイトをお読みください!(2月終わりか、3月あたまくらいにリリースされると思います)

ぼくの気づきは、これ。 ↓ ↓ ↓

地方に足りないのは課題解決力より
地域の『あり方』を想像する力(な気がする)

地方には課題が山積み。東京生まれ、東京育ちののんきなぼくだって、それくらいはわかります。人口の減少、少子高齢化、後継者不足、地方交付税、税収の減少、地域コミュニティの崩壊とか、なんだらかんだら……

で、これらがなかなか解決できない原因として、トラストバンクの須永さんいわく

補助金からの逆算でやることを考えてしまっている(課題から逆算できてない)
 あらい心の声「やってそ~」
・優秀な人材はたくさんいるけれど、地域を経営するという意識が弱い
 
あらい心の声「いでよ、現代の北条早雲!」
・なりたい姿からの逆算ができていない
 
あらい心の声「あ、深刻……」

というお話をされていました。かなり掻いつまんでますが……

ぼくとしては、なりたい姿からの逆算ができていない、というのが一番気になったわけです。

だって、この地域はこういう『あり方』を目指そうぜっていうのがないと、山のような課題の中から、最優先で取り組むべき課題はわかりません。そうなると、解決策も出てきません。

その結果「補助金、使えるところにつかっとこ」みたいになるのでしょ?

でも、今の世の中、解決策を持っている企業はあるそうです。トラストバンクの須永さんは、地方自治体とそういったサービスを持つ企業とのマッチングも考えているらしいです。

となると、一番の問題はなにか?

それは、課題解決力ではなくて、課題を見つけるための地域の『あり方』を想像する力ではないかと思うのです。

でもここ、一番むずかしいの。だって、前例がないから。日本はいままで欧米をまねればよかったけど、少子高齢化という特殊な社会構造は、日本が先を行っちゃってるからまねのしようがないわけです。

つまり、ぼくらが一から『あり方』を想像して、創造するしかないわけ。

こういうの日本人、苦手そう……とおもったのだけど、ちょっと待って!
そんなことないよ!!

伊勢宗瑞こと、のちの北条早雲大先輩なんて、農民の生活を想像して、年貢改革を成功させてるじゃん!!!

戦国時代2.0がやってくるぞ!!

「この国を、こんな風にしたい!」とか「この地域を、こんな風にしたい!」とか、地域のあり方を真剣に考えて経営していた人たち…

そう、戦国大名!!

早雲大先輩や信玄先輩や、気は荒いけど信長先輩とか、いっぱいいるじゃないですか。
想像して、国(地域)を創造してきた先輩のみなさん。

ぼくらにも、そのDNAが絶対あると思う。だから、ぼくらにはできるはずですよ、戦国時代2.0。

ただ戦国時代とはいえ、2.0だから、争いごとはなし!平和プリーズ!!競争じゃなくて共創でお願いします。

でも、500年ぶりに想像力を働かせろっていうのも、むずかしいでしょ?
そこで登場するのが、シ・ナ・リ・オですよ。

まさに未来の物語を作るわけだから!!
こりゃもう、あり方を物語る力をつけたら天下人だな。

自治体のみなさま、戦国大名となるときが来ましたよ。

敵は、本能的に前例で考える我にあり!!

ってね。

過去にとらわれず、想像力をふくらまして、ぼく自身の『あり方』を考える、よいきっかけになりました。日本中に創作の力を届けたい!

LoveTech Mediaさんのサイトにインタビュー記事がUPされたら更新しますので、こちらもお楽しみに!

* * *

シナリオ・センターでは『あり方』から企業理念を考えるプロジェクトもやっています。


地方創生につながるかな?老舗旅館『延楽』さんバージョン。


論より証拠。まさにビジョンを描くことを弊社代表でやってみました。

シナリオ・センターは、1970年からシナリオ(脚本)、小説を書きたい方向けに講座をして50年。ジェームス三木さん、内館牧子さん、岡田惠和さんなど600名以上の脚本家、小説家が誕生しています。https://www.scenario.co.jp/

みんながステキな未来を想像する、そんな世界になるかもしれん。

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あらいかずき/シナリオ・センター
シナリオ・センターは『日本中の人にシナリオをかいてもらいたい』と1970年にシナリオ講座を開始。子ども向けキッズシナリオも展開中。アシスト、お願いします!! https://www.scenario.co.jp/project/kids_assist/index.html

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