獅子に翼V
終電間近の新横浜→新大阪に滑り込み、車内でひまわり横目に余韻と共に更新しているnoteです。公式グッズの列が予想以上に長く、10:30に現地入りしたのに、狙っていたTシャツとパーカーは売り切れになってしまいました。
なので公式はタオルのみ、あとは松岡充グッズのVocalコートでシシツバ感を演出し(あと、トートバッグが頑丈でよかった)、雨の中お昼ご飯のために一旦Kアリーナを後にします。思えば横浜に来たのはこれが初めての気がします。
ちなみにセトリなどについては一切触れませんのでまだ観てない方はWOWOWの録画やその他配信アーカイブを楽しみにご覧ください。
SOPHIAの音楽は長らくわたしの糧でした。2000年に初めて香川県で参加した大夜總會のMCで、松岡充が自分たちの音楽を生きる糧にしないでくれ、と言ったことをきっかけに、その日からわたしの中でSOPHIAが生きる糧になったわけです。
青春時代が90年代バンドブームの最中でした。GLAYやL'Arc〜en〜Cielがヒットチャートを席巻し、カラオケではみんながHONEYとHOWEVERを歌っていたそんな時代です。
わたしは小学生の頃からテレビドラマが好きだったので、VHSの3倍モードでいろんなドラマの12話分を集めるのが好きでした。今でも実家に戻ると山のようなビデオテープが棚の中に眠っていることでしょう。
GTOが流行っていた96年ごろに、その前の時間帯だったか、神様もう少しだけという浅野妙子のドラマが放送されていて、深田恭子の独特な演技が絶妙だった名作があるのですが、その主題歌がLUNA SEAのI for youでした。
初めて買ったバンドのCDがそのI for youで、それをきっかけに同系統の曲を聴くようになり、(それまではアイドルとかアニソンとかを聞いていた)SOPHIAと出会った歴史があります。なのでわたしは黒のブーツ……じゃなくて黒いブーツが最初のSOPHIA体験でした。
ただカッコいいだけじゃなく、どこか皮肉めいた彼らの魅力は、あれから25年経った今も変わっていません。今回のライブ中のMCで松岡充が言ったように俺たちはステージ、ここにいると。それは確かにその通りで、SOPHIAという存在がずっと変わらぬまま向日葵を咲かせていました。
余韻冷めやらぬまま新大阪に到着して日常へと戻ります。今日休んだ分やることが山積みだし、クレームも数件あるので憂鬱ですが、憂鬱には毎日直面するのが当然でしょう。昨日と違う日常がひとつあるとすれば、昨日なかったひとつの曲が今日はある。
ラノベのタイトルみたいに長い待望の新曲は、SOPHIA独特のセンスが詰め込まれた良曲です。新大阪からの帰り道、車でリピート再生しましたが、何度聴いてもまだ全貌の見えてこない深みがあります。
さて、獅子に翼と冠されたライブパフォーマンスは今回がラストということでしたが、わたしのライブ体験の中では西武ドームのⅢに引き続き2度目のシシツバ、SOPHIAのライブは通算11回目の参戦となりました。
これまで糧にしてきたご褒美にこれまでにない良席で最後のシシツバを堪能できたことをわたしを取り巻くあらゆる事象に感謝したいと思います。
SOPHIAのライブレポートだと思って読んでいた方はごめんなさい。このnoteはただ大阪の片隅にいる、いちSOPHIAnsの日記ですので有益な情報はありません。ただ、人生にはムダな時間も必要なので、読んでくれてありがとうございますと記しておきます。
わたしにはリズム感が皆無なので、何度ライブの映像を見ても何も覚えられる振り付けなどありませんが、ステージで待っているとの言葉を信じて、今度は3/10 大阪城ホールを楽しみに待とうと思います。
ひとつ欲を言うなら、夢の黒柳能生パートで猫のことを喋るというのがコンセンサスになって欲しいとは思ってます。
やるだけやっちまえ、のメッセージをわたしの日常に落とし込んで、とりあえず目の前の納期とクレームにやるだけやっちまえと言い聞かせ、1本増えた枯れない向日葵をリビングに飾ってからまたパソコンを立ち上げる明日です。