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マーケティング無知な大学生がマーケティングコンテストに参加した話

今日は、前回のnoteでも少しお話しした
私が大学1回生の時にマーケティングに惹かれたきっかけをお話ししたいと思います!
▼前回の記事をご覧になりたい方はこちらから


マーケティングって何?

マーケティングとは…
商品やサービスなどの魅力を適切に伝え、それらを必要とするお客様のもとへ情報を届ける役割を担います。
具体的な業務内容としては、競合のリサーチや分析、顧客ニーズの把握、ブランディング設計、商品やサービスの開発、広告宣伝や集客・プロモーション戦略の立案などがあります。

わかりやすくまとめると、”モノやサービス”と”ヒト”を適切にマッチングさせるための業務です。
どのような人に、どのようなモノが必要とされているのか、今はまだない”あったらいいな”を提案し、必要としている人に届くようアプローチを行います。
そのためには、広く浅くの考え方ではなく、”深堀り”の思考力が必要となります。
今回は、実際に私が参加したマーケティングコンテストを例にお話ししたいと思います!

マーケティング無知な大学生がマーケティングコンテストに参加した話

大学時代の経験として、一番印象に残っているのが大学1回生の時に参加した化粧品会社のマーケティングコンテストです!
本来は社会人のコンテストなのですが、偶然にも知り合いの方に推薦していただき参加する機会をいただき、挑戦することができました。
化粧品の新しい商品とその販売戦略などを企画するのがコンテストの内容で、チームもしくは個人で一つの新商品を企画するという課題が課せられました。
優勝者の企画は実際に商品化されるとのことを知り、商品を作ってみたい!という好奇心で参加を決めました!
当時の私は、企画職もマーケティング職も全く経験がなかったため、全て一からの勉強となりました。専門用語がわからなかったり、まず何を始めるのかがわからなかったり、と難航しまくりの毎日でした...。

その商品、誰のために作りたいの?

私が解決したい課題として、”面倒くさがり屋さんの冬場の乾燥を解決したい”というテーマがありました。
中高生の頃、6年間バスケットボールをしていたのですが、冬になると多くの選手は乾燥によるあかぎれやヒビに悩まされていました。バスケ部の乾燥による悩みは、痛みだけではなく、ボールが手に付きづらくコントロールしにくくなってしまったり、滑ってミスにつながってしまったりとプレーにも支障が出ることも少なくありません。
ハンドクリームをこまめに塗っている人も中にはいましたが、ほどんどが何もケアせずに過ごしていたのです。
そこで、ハンドクリームをこまめに塗らないような、”面倒くさがり”、”ズボラ”、”忙しい”人をターゲットとした商品企画を行うことにしました。
そこで、面倒くさがり屋さんのためにも、どうにか日常の中に保湿のタイミングを組み込むことはできないかと考えたのです。
マーケティングコンテストでの企画や結果は最後にお話しするとして、私がこのマーケティングコンテストで学んだ”マーケティングとは何なのか?”を先にお話ししたいと思います。
…マーケティングって、実はみんなが日常でやっていることだったんです。

マッチング成功の秘訣は恋愛にある!?

マーケティングにおけるモノとヒトのマッチングでは、開発者が一方的に「これ、あなたのために作ったの!買ってね!」とアプローチしても成功率は低い場合が多いです。
恋愛で例えると、稼ぎのいい独身の男性とマッチングしたいのに、駅前でナンパ待ちをしてしまっている状況です。。。(無理がありますよね!)
お金に余裕がある人と出会いたいのであれば、少しお高めのBarへ足を運んだり、知人に紹介してもらったり、課金制のマッチングアプリに登録したりする方が出会いがありそうですよね!
マーケティングにおけるマッチング率をあげる方法も、これと同じ原理です。

学生時代、好きな人がどんな生活送っていて、どんなものを日常的に使っていて、どんな場所に行っているのかな?と考えては、真似してみたり、同じものを使ってみたり、同じ道を通ってみたりした経験はないですか??(笑)

マーケティングも、恋愛と全く一緒なのです!!!!!

■お客さんになる人はどのような性格の人なのか?
■年齢層はどれくらいなのか?
■普段どのような生活を送っているのか?

など、具体的な人物像を設定することが重要になってきます。
(※これをペルソナ設定といいます)

ペルソナを設定することにより、新聞/折り込みチラシ/電車の中吊り/TikTok/Instagram/ブログ/雑誌などの媒体のうち、どのような広告をどこで打ち出せばターゲットに効果的にアプローチすることができるのかを考えることができます!

ペルソナ設定で相手を知りまくれ!!!


例えば、20代後半の女性に向けたオールインワンスキンケア用品をPRしたい時、
顧客になりうる人を深く想像することで、どのようなキャッチコピーをどのような形でどの媒体に打ち出せばいいのかがはっきりしてきます!

これを使う人ってどんな人なのだろうか?その人はどのような悩みやトラブルを抱えているのだろうか?など、
相手を深く考えることは、マーケティングではプラスに働いてくれます。

このペルソナ設定をもとに、商品の売り出し方やそのPRの仕方、キャッチコピーなどを決めていきます。
具体的には、

■どこに売りに出すのか?
■どのようなキャッチコピーで誰に刺さる言葉を使用するのか?
■価格帯はどれくらいがベストなのか?
■広告には何の媒体が適切なのか?

などを深堀していきます。

今回のペルソナに落とし込むと、紙媒体の広告(チラシや駅のポスターなど)を見るより、日常的にスマホやSNS内の動画に触れる機会が多いため、マッチングの場所は紙媒体ではなくデジタルに絞り込む方が費用対効果が高いと考えることができます。
さらに、普段から「時短」を意識しているため、ターゲットの興味が集まる場所でPRすることが効果的です!
インフルエンサーの方の協力を得て、ターゲットが普段みているコンテンツからのおすすめ!という知り方をすることも出会い方の1つです!

考えられるアプローチの仕方としては、

■SNSで公式アカウントを開設してHPと同等の役割を担う
■ショート動画を作成し、商品のこだわりやおすすめの使用方法を紹介する
■購買に繋がりやすい媒体であるInstagramに広告を打つ →LPに繋げてそのまま購入できる仕様にする
■主婦系アカウントとして発信されている方に使用していただき口コミを発信してもらう(PR)
■「時短」や「得する」系の情報を発信しているインフルエンサーとのコラボ商品として打ち出す

などが挙げられます!

前回のnoteでも紹介したのですが、
自分のコンプレックスだった「自分の深く考えすぎてしまう性格」がマーケティングという概念に出会ったことで、「この性格はマイナスだと思っていたけれど、本当はプラスにもなれるのかも?誰かの役に立てるのかも?」と思い始めることができたのです。

マーケティングコンテストの商品企画

ここからは、マーケティングコンテストで”面倒くさがり屋さんの冬場の乾燥を解決したい”という課題をもとに、どのような商品を企画したかをお話ししたいと思います!
実際に企画した商品は、マッサージ×保湿×温感のオールインワンクリームです!
家事で手が乾燥しがちなお母さんも、部活で乾燥に悩む学生のお子さんも、自分では普段クリームを買わないお父さんも家族みんなで共有して使用できる仕様にしました。
温感作用として、ベンチマーク(既に販売されている参考商品)を参考に、バニリルブチルという成分を取り入れました。バニリルブチルはバニラビーンズから抽出される成分であり、唐辛子に含まれるカプサイシンと似た構造をしていますが、辛味がなく血行促進作用により熱を生産する働きがあることが特徴です。
最近では、リッププランパーの成分としても注目されています!
また、その他にも保湿に特化した成分を2種類取り入れつつ、マッサージにも使用しやすいように粘度を抑える工夫を施しました。

手が届きやすいドラッグストアでの販売をマーケットとしつつ、SNSでの広告を行うことで、
SNSで見た→ドラッグストアで買えるから見てみようの流れを作ることにしました。
当時はSNS広告はまだ主流ではなかったので、新商品の売り方としては面白いと好評いただいたことを覚えています!
高校生の頃から、行っていたSNS×デザインの経験を用いて自分で商品ロゴを作成したり、SNSの実際の運用イメージを資料にしてみたりと、他の参加者がマーケティングの仕事をされている社会人だったことを逆手に、マーケティングは未経験だけど10代だからこそできる!の切り口で拙いながらも当時の全力を出して資料を提出しました。

マーケティングコンテスト、その結果は...?

結果は、第2位。
悔しくて結果を聞いたときは、自然と涙が止まらなかったことを今でも鮮明に覚えています。
同時に、担当者の方を通じてフィードバックを聞き、優勝できなかった理由がすごく腑に落ちました。
その時優勝された方の企画は、持ち運びできる小分けの酵素洗顔パウダーで、既に販売している商品の小分け化をしてブランディングするといった企画でした。
その当時、私はオリジナリティや面白さこそが大事だと思い込んでいたのですが、製造コストだったり開発コストだったり企業側の負担を考慮できていなかったことに初めて気が付くことができました。
マーケティングでは、企業-マーケター-消費者はwin-win-winでないと、ベストではないということにも気が付くことができました。
この経験があるからこそ、自分が何かプロジェクトを走る時は、コストや利益の数字を追う癖付けができるようになりました。
またこの経験以降、私は消費者にとっても企業にとっても、優しいマーケターでありたいと思うようになりました。
その他にも、SNSを使用したPR戦略や今どきのデザイン、思考力に好評をいただいたことはその後の自分の企画への自信にも少し繋がった気がしています!
当時は好奇心でYesと言ってしまったものの、分からないことだらけで苦戦したことのしんどい部分の記憶が多くありましたが、自分が歳を重ねるにつれ、経験を持って学べたたことの大きさや紹介やサポートをしてくださった方への感謝の大きさを知ることができました。

最後に

マーケティングって素敵すぎるな...!と気づけたことが、自分の今の長期インターンにも繋がっています!
もっと多くの人にマーケティングの魅力を知ってほしいし、興味がある人がいるのであれば一緒に挑戦してみてほしいです!

シナリオ・プランニング株式会社では、現在マーケティング職・営業職の長期インターン生を募集中です!
少しでもこの記事に興味あるかも?と思ってくださった方がいたら、ご応募お待ちしております!
新しい挑戦を一緒に始めましょう!!

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