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卒制委員って何するの?各班代表にインタビュー!2020
武蔵野美術大学卒業修了制作展から約2週間
基礎デの卒制展を彩ってくれた卒制委員会の方々にインタビューしてきました!
この記事の見方
①その班はどんな仕事をするの?
②どういったスケジュールだった?
③ 卒制委員のここが大変だった!
④ 卒制委員のここがやっててよかった!
⑤ 卒制委員から未来の4年生に一言
アートディレクター
アートディレクター担当 Aさん
①広報班のメインビジュアル担当。その他にもリーフレットやサイン、WEBや映像などのディレクションをします。
【メインビジュアル公開!】
— 武蔵野美術大学 基礎デザイン学科 卒業修了制作展 (@kisode_sotsuten) January 18, 2021
公開に合わせて、今回のメインビジュアル製作委員会からのコメントです!
『コンセプトは"動き"です。
今年は物理的な動きを制限された一方で、気持ちの面では大きく突き動かされる事が多い1年だったと感じます。 pic.twitter.com/prK2RYyRpb
②9月頃に学科内でメインビジュアルの選考会があり、そこから年末に向けて制作が進められます。
③卒制委員関連の制作が始まるのが秋頃〜と結構遅めなので、自身の卒制とのスケジュール管理が少し大変でした。
④自分は飽き性なので、卒制以外で制作の場があったことが気分転換にもなり良かったと思います。あと今年は、リーフレットに制作班のことなどをまとめてもらえて嬉しかったです。
⑤個人作業になりがちな卒制に対して、卒制委員はグループワークに近い部分もあり楽しかったです。特に広報班はコーディングや映像などのスキルが存分に活かせる機会だと思うので、興味があればぜひ参加して欲しいなと思います。
広報班
広報班代表担当 Oさん
①前半はメインビジュアル選考に向けて、デザイナーの進捗管理をしました。後半は基礎デ卒制のWEBサイトやSNSなどのデジタルメディアでの広報活動が中心になっていきました。
【始動!】
— 武蔵野美術大学 基礎デザイン学科 卒業修了制作展 (@kisode_sotsuten) January 18, 2021
武蔵野美術大学基礎デザイン学科2020年卒業制作展の公式Twitterでの情報発信を本日から開始します!
イベント情報だけでなく、教授や学生からのコメントなどなど、様々な情報をお伝えしていく予定です。
ぜひ、フォローやリツイートして頂けたら嬉しいです!☺️
②9月までは2週間に一回、メインビジュアルのイメージを出しあってどういったビジュアルにしたいかを各デザイナーでアイデアを出し合いました。
メインビジュアルが決まった9月以降は広報活動にむけて、WEBのイメージや今年以降も使えるSNSの作成、gifやPVなど映像媒体の制作に取り掛かりました。
③やはり卒制と並行して活動をすすめることは大変だと思いますね。あと、WEBコーディングや映像制作などはできる人が限られてくるので、どうしても負担が偏ってしまうのも難しいいところでした。みんな苦戦しながらも丁寧に作ってくれました。
④どうやって広報していくか?メインビジュアルにどのようなストーリーをつけるか?を広報班のメンバーやアートディレクターと話し合うのは結構面白かったですね。
例えば、PVではメインビジュアルのコンセプトをもとに『カッコウに無抵抗に落とされるオオヨシキリの卵』がモチーフになっています。あと、『基礎デに入学してからの4年間での成長と羽ばたき』という裏設定もあります笑
【✨予告PV公開✨】
— 武蔵野美術大学 基礎デザイン学科 卒業修了制作展 (@kisode_sotsuten) March 1, 2021
ついに3月です!今回は、前回のアニメーションに引き続き予告PVを公開します!
アニメーション自体の完成度はもとより、音楽やセリフもついているため、ぜひ音を出して御覧ください。
期間中現地にお越しの方は来場予約を忘れずに!https://t.co/0Hhn49huhh pic.twitter.com/buB0nEN4kI
SNSでの広報も展示中に基礎デの作品を少しでも興味持ってもらえばと作品を紹介したり、卒制ってどんな感じで作ってるかを基礎デ生に協力してもらってまとめた記事を制作しました。
⑤新しいこと、やりたいことにじゃんじゃん挑戦してほしいです。今年のPVやNOTE、リーフレットを冊子にする試みははじめての提案でした。前例にとらわれずに、互いに得意分野を生かした卒制委員の仕事は卒業制作とはまた違った楽しみがあると思います。
展示班
展示班代表 Kさん
①展示班はサインやバナー、キャプションなど、展示会場で使う物を作ることが主な仕事です。OC委員の展示班とはかなり性格が異なると言えるでしょう。班内でさらにサイン・バナー班とキャプション班に分かれ、それぞれデザインや切り出しなどを行いました。
②本格的に動き出すのは芸祭ごろになります。メインビジュアルが決まらないと動けない仕事が多いので、芸祭休み前は班員の役割分担やスケジュールの想定程度で、休み明けからはデザインや切り出しなど実際使う物を用意するかたちになります。
③卒制の提出期限とちょうど被る頃にメインの仕事が回ってくるので、自分の仕事とのスケジュール管理が大変だった、という人が多かったように思います。
④自分から卒制に関わっていく感覚が強いので、卒展当日に自分たちのデザインしたものが掲示されているのを見るとやってよかったな、と思いました。また展示班の場合、卒展直前にやる仕事がほぼないので、作品の追い込みの時期に余計な仕事が入ってこないとも言えます。
⑤OC委員と卒制委員、両方の展示班で4年間やってきた経験から。展示は作品よりも重要だと考えています。基礎デは展示をホワイトキューブで行う慣例があります。そうしろ、というわけではないものの、自らの展示を良く魅せるにはこれ以上ない環境とも言えます。様々な人が「忠告」するであろう壁立ても綺麗に作った方がいいとは思いますが、僕自身は什器の方がより重要だと考えています。什器作りのノウハウは今後に活かせるからです。展示場所が決まるのは後半の方ではありますが、「どんな展示がしたいか」は是非考えてみてください。そして、展示や美術館を観賞してきてください(上野の辺りはだいたい観覧料タダだしね)。見て盗むポイントはたくさんありますよ。
リーフレット班
リーフレット班代表 Aさん
①毎年卒展当日に配布されるリーフレットを制作します。その年のメインビジュアルをもとに、どういったリーフレットを作るのか班で話し合いながら作っていきます。
中身はこんな感じです!
— 武蔵野美術大学 基礎デザイン学科 卒業修了制作展 (@kisode_sotsuten) March 11, 2021
MAPはやっぱり手元に紙であった方が見やすいですね。
プライバシーの関係で、Web上には乗せていない学生自身の名前とそれぞれの一言コメントも載っています!(みんなゆるゆるのコメントしてます。)ゼミごとの集合写真もそれぞれのゼミのカラーが出ていて面白いです笑 pic.twitter.com/zVltrBexWy
②基礎デザイン学科のメインビジュアルが決まってから作っていくので、実際に集まって話し合いを始めたのは9月あたりでした。どういった形態のものを作るのか、そのためにはどんな素材が必要か考えながら進めていく必要があるため、教授や研究室と相談しながら11月中に決めていきます。そこから素材を集め、デザインや編集を行って紙面を作り上げていったのは12月〜1月上旬でした。
③ 卒展までには必ず完成してないといけないため、卒制と同時に進めていかなければいけないのが一番大変でした。あと今年はコロナの影響もあって、なかなか班の皆で集まって作業することが難しかったなと思いました。
④ 完成した後にいろんなひとから「リーフレット良かった!」と好意的な反応を貰えたことです。作って良かったと嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
⑤ やりたいことがあったら迷わずやってください。予算の関係やスケジュールの都合で難しいと言われても、熱意が伝われば(多分)意見が通ります。
卒制委員の皆様ありがとうございました!!興味持っていただけたら、ぜひ来年度の4年生は卒制委員に参加してみてください!!