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Cosmic Frog輸送最適化エンジン"Hopper"リリース

Optilogic社が展開するサプライチェーンデザインソリューション:Cosmic Frogに関するアップグレードがリリースされました。本記事では、最新アップグレードにて実装された輸送最適化エンジン:Hopperについてご紹介いたします。


Optilogic社について

Optilogic社は2018年にLLamasoftの創業者・元CEOであったDon Hicks氏によって創設され、財務・サービス・リスク・サステナビリティのバランス化を実現するサプライチェーンデザインテクノロジーの提供によるサプライチェーンデザインに携わる人々や組織の成功に注力をしている企業です。Optilogicが提供する100%クラウドネイティブ・サプライチェーンデザインソリューションCosmic Frogを世界に展開し、米国・英国・クロアチアにオフィスを構え、日本市場においては、BigM株式会社と2022年よりパートナーシップを締結しテクノロジーとサービスの提供を行っています。

輸送最適化エンジン"Hopper"リリース

これまでのCosmic Frogでは、ネットワーク最適化を可能とする最適化エンジン:Neoが実装されていましたが、本アップグレードにて輸送最適化エンジン:Hopperがリリースされました。

ネットワーク最適化との違い

Cosmic Frogにおけるネットワーク最適化では、サプライチェーンのend-to-endのモノの流れ・コスト等の可視化/最適化が可能です。サプライチェーン上の輸送に関しても当然このスコープに含まれるわけですが、従来ネットワーク最適化モデルでは、出発地・目的地が1対1の関係として捉えられてしまいます。

一方、実際のサプライチェーンでは、出発地と目的地の1対1の輸送だけでなく、1対N(若しくはN対1、N対N)の輸送も存在します。このような輸送形態は、複数配送先(若しくは集荷先)の貨物を束ね、配送ルートを組むことで輸送アセットのトータル走行距離・車両台数を最小限に抑えることが可能であることから、実オペレーション上広く活用されています。

輸送コストは、物流支出の構成要素として増加しており、サプライチェーンの設計において重要な考慮事項となっています。従来のサプライチェーンデザインソリューションでは上述の輸送形態やこれにかかる詳細コストの再現・表現が困難でしたが、Hopperリリースに伴いVehicle Routing Problem(運搬経路問題)の求解が可能となります。この新たなアップグレードにより、Cosmic Frogはサプライチェーンの複雑さに対処し、効率的で効果的な輸送計画を策定するためのツールとしてさらなる価値提供が可能です。

Hopperの主なユースケース

  • 輸配送ルート最適化(幹線輸送経路・ミルクラン・ラストワンマイル等)

  • 車両サイズを考慮した上での貨物の車両割り当て最適化

  • 自社車両/輸送事業者のベストミックス導出

  • 直送・ルート配送のコスト効率評価

追加・改修されたデータテーブル

ルート最適化
シナリオ毎のKPI推移

弊社サプライチェーンデザインサポート

BigM株式会社は、日本国におけるOptilogic社の唯一のパートナー企業としてOptilogic社のテクノロジーを日本の企業様に活用いただくためのサポート、活用支援、コンサルティングサービスを提供しております。

Cosmic Frogに関する定期トレーニングを開催しています。初回として開催したトレーニングでは以下の項目をカバーし、受講者の皆さまにはよりサプライチェーンデザイン並びにCosmic Frogを活用したモデリングへの理解を深めていただきました。

上記Hopperに関するデモも実施しておりますのでご質問・ご意見などございましたら、info@bigm.oneまで何なりとご連絡いただければ幸いです。


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