偏平足はトレーニングで治らない
原因は筋力だけではない
偏平足というのは、足のアーチが低下している状態というのは多くの方が知っているとは思います。
原因は、足底の筋力低下が原因だからトレーニングをして筋力をつけて治しましょうというのが多く言われていますが、実際足の構造を支えているのは筋だけではありません。
骨と骨を繋いでいる靭帯も重要な要素となります。
靭帯が日々の負荷により緩んでしまうと足部の構造が変化してしまいます。
主にはアーチが低下する方向に変性してしまいます。
原因をおさらい
思春期から成人期偏平足の場合、原因として
・遺伝的要素
・運動不足、老化による筋力低下
・肥満による足部への高負荷
があげられます。これらに共通することは
足部構造を支えられない原因が長期間起こっていることで靭帯が緩みアライメント(骨配列)異常が起こっている
ということになります。
偏平足は治らないの?
偏平足が治る可能性はゼロではないと思います。
しかし、従来言われているトレーニングだけではほぼ治らないと言われています。
靭帯の固定は関節が動きすぎないように固定する役割があるので、一度この構造が破綻してしまうと自力だけでは中々厳しいです。
治す方法は?
偏平足を治す方法。正確には偏平足による悪影響を軽減する方法となります。
①本当に足に合った靴を選ぶ
②オルソティック(足部の矯正用インソール)の導入
③正しい筋トレ
があげられます。わたしが重要と思う順番で書いています。
簡単に言うとインソールは靴が合っていないと効果を発揮しきれないからです。どんなに素晴らしいインソールだったとしてもブカブカの靴では意味がなくなってしまいます。
上位二つで足にいい環境を作った状態で運動して筋力をつけていく。
さらには個別で足に合った筋トレを行う。
というのが最も良い解決方法だと思っています。