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「ゲーム業界から、どういう風にテレビやCM業界の仕事ができるようになったのですか?」
こんにちは、スキャット後藤です。フリーランスの作曲家です。
「ゲーム業界から、どういう風にテレビやCM業界の仕事ができるようになったのですか?」
最近、こんな質問されました。いろんな業界の仕事をしてるので珍しがられることが多いです。テレビ番組だとドラマ、アニメーション、バラエティ番組、テレビCMもたくさん手がけてるし、ゲーム音楽も沢山つくってきました。
多方面の業界で作曲の仕事をするのは難しいです。ひとつふたつ仕事できたとしても満遍なくいろんな業界から定期的に仕事が来るようになるのは難しいです。それはいろんな作曲家の経歴を見てるとわかります。昔に比べたら、だいぶ横断しやすくなったけど、それでもまだまだ難しいと思います。
ゲーム業界にいる人はゲーム音楽ばかりやってる人多いです。ゲーム業界出身で劇伴やってる人もいるにはいるけどすごく少ない。パっと思いつくのは『キングダム』の関美奈子さんとか、神前暁くんとか。他にも思いつくけど、作曲家の数から考えると、その割合はかなり小さいと思います。あくまで僕の体感ですが、ゲーム業界からCM音楽(大手代理店系の広告)にシフトする人はもっと少ない気がします。逆にゲーム業界から遊技機系(パチンコ、パチスロ系)に行く人はすごく多いです。
なぜ、他の業界に参入するのが難しいのかを、僕なりに説明します。
すごく簡単なことですが、業界ごとに製作してる会社、人が全然違うからです。アニメはアニメをつくる人たち、ゲームはゲームをつくる人たち、広告は広告をつくる人たちって感じ。すでにどこかの業界で仕事してる人はイメージしやすいと思います。代理店やレコード会社くらいの上流部分を見れば繋がってるかも知れませんが、ゲームをつくる会社と、テレビ番組をつくる会社と、CMなどの広告をつくる会社は全く違います。関わる人も全く違います。(もちろん例外もあります)
では、僕はどうやってゲーム業界から、他の業界の仕事にシフトしていけたのか、僕の経歴を元に具体的に説明したいと思います。
僕は元々ゲーム業界で仕事してました。28歳でフリーランスになりましたのですが、フリー1年目にテレビ関係をはじめ、CMや映像系の仕事が入ってきました。特に営業もしてません。なぜ営業してないのに他ジャンルの仕事が入ってきたのでしょうか。そこにはハッキリと明確な要因があります。
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