見出し画像

作曲依頼時のリファレンス(資料音源)の話。(生成AIの登場で変わるであろうこと)

こんにちは、スキャット後藤です。フリーランスの作曲家です。

リファレンスを生成AIで用意する発注側の話と、ブラッシュアップ系作曲家とアイデア系作曲家の話について書きます。




▷ 生成AIでリファレンスを用意する依頼主


こないだ、さらば東ブクロとカカロニ栗谷がやってる『平均的恋愛のすすめ』っていうTBS Podcast番組を聴いてたら、オープニングで「東ブクロはプレイボーイ、栗谷はチェリーボーイ〜(つづく)」って歌詞の、いい感じのキャッチーな音楽が流れてきました。この曲、スタッフがAIで作ったものらしいです。ジングルとかオープニングってラジオ番組にとって顔です。テレビ番組だったら映像がありますけど、ラジオは音だけなので、テレビより重要度が高いと思うんです。そういう番組の顔になる音楽ですら、作曲家に依頼しなくて良い世の中になったってことですね。こうやって今まであった仕事がどんどん無くなっていきます。(作曲家という職業の過渡期)

ここから先は

3,321字 / 7画像

¥ 500

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?