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謹賀新年2022、今年一年の抱負。

2022年スタートしました!今年もよろしくお願いします!(全文読めます)

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12/30にむりやり仕事納め、12/31の夜はすき焼き食べながら紅白歌合戦を見て、年越しはジャニーズカウントダウンライブを見て、そのあとは自分が音楽担当した「来世ではちゃんとします」新春初夢SPの放送。

1/3まではDAWを開かないと決めたのですが、一月にたくさんの締め切りがあって「休んでていいの?」って焦りも少しあったり。年末駆け込みで2案件依頼があったので、元旦早々それらの資料を読んだり、音源を聞いたりしてます。DAWを開かない以外の仕事はOKというルールにしてます。

2022年、仕事に対しての大きな課題があります。どちらに進んでいくかの方向の問題です。2021年は沢山の劇伴仕事がきました。めちゃくちゃ嬉しいし、どれも楽しんで仕事出来ました。作った音楽がバシっ!とハマって、沢山の人たちが楽しんでくれてるツイートを見たりすると幸せになります。何者でもない、特に音楽のスキルが長けてるわけではない僕が、優秀なプロデューサーや監督・脚本家、役者や技術さんたちと一緒に作品つくれるなんて贅沢すぎます。音楽という大きな役割をもらって、ヘタしたら作品をぶち壊してしまうかもしれないような責任ある立場で音楽作らせてもらうって相当嬉しいし、ありがたい仕事です。ただ、僕はよくこのnoteでも書いてますが劇伴が得意ではないのです。「向いてるから仕事がくるんですよ」って言ってくれる人も沢山いるんですけども、そういう話じゃないんです。

12/30放送の「あちこちオードリー」の反省のコーナーで、オードリー若林さんが「23時以降男か?ゴールデン覇王か?」という選択について話してました。自分の力量では覇王にはなれないと。お試しでやるゴールデンの特番でも成果が出ずにレギュラー化できない。このままTV23時以降ラジオ男でいくか、無理をしてでもゴールデンの覇王を目指すか、そろそろ決めたいと。決められないまま時が過ぎていくのがイヤなんだそうです。今の仕事は楽しくて不満はないということ、決めちゃえば楽になるということ、やる努力もきまってくるということ。この話、僕ごときが「わかるーー!」って同じように言うのは「お前何言ってんの?」って思われるのわかってて書きますが、まさに僕が今そういう状態になってます。どっちに進めばいい...って去年夏頃から考えることが増えました。

23時以前を目指して劇伴をやっていくことって僕にとってどうなんだろう?と。無謀と思うところに挑戦するなら、努力する内容も変わってきます。ピンとくる人がどのくらいいるかわからないのですけども、23時以前と以降では、まるで劇伴の作り方・考え方が変わります。僕のいまの作家性が認められて、そのまま23時以前にいくなら通用するかもしれませんが、他のレギュラー劇伴作家のようなことを求められても僕にはクリアするのが難しいかもって思ってます。劇伴作曲家としてやってる売れてる人たちは僕と違って桁外れにすごい人ばかりです。自分で制限を求めたところで依頼が来なかったら23時以前も以降の劇伴もやれないわけですし、こんなこと考えてても無意味かなというのはありますが....。ただ、今の僕には覇王になれるスキルがないので何かしら努力が必要です。もし今の自分に仕事が来たら、協力してくれる優秀な作曲家やアシスタントが必要になってきます。メロディーだけ書いて、他の人に預けるみたいなやり方もありかもしれませんが、それなりに何かの準備は必要ってことです。まぁ、でも一度くらいちゃんと挑戦したい気もします。いや、一度くらいはやりたいですね。深夜ではないゴールデンのドラマの音楽を!もしそういう仕事が来たら僕のこと応援してください!たぶん真っ青になりながら作曲してるはずです。笑

そして、、、

劇伴以外をどうするかというと、やっぱり子供向け案件を充実させるってことかなと思います。去年はポケモン公式ソング作らせてもらったり、Eテレの人気番組「プチプチ・アニメ」の5分アニメーション新作担当させてもらったり(これも劇伴だけど)、軸にできそうな実績もさらに増えたので、どうにか開拓できたらと思ってます。世間からどういう作曲家に見られてるかで来る仕事の種類が変わってくるので、見せ方も考えなきゃと思ってます。かなり前に「子供番組の仕事をする」って決めてブランディングしなおしたらそれ系の仕事が増えて仕事の内容がガラっと変わったので、あの時を思い出しながら今やれる方法を考えようと思ってます。あとは、今年から知人の会社の提携作曲家(所属ではない)になるので、「子供向けコンテンツ作ってる人たち全員に、まず知ってもらうということを望んでる」ということをマネージャーに伝えようと思ってます。1/11に直接話すことになってるので、またnoteでも書ける範囲で書こうと思ってます。

どちらにしても、お金はもらえるが何にも残らない捨て仕事みたいなのはパスして、ちゃんと「良い作品」が増やしていける仕事を中心にやっていこうと思ってます。その作品が売れるかどうかは、また別の話です。僕は作品のために音楽を作るのが好きなので、僕が好きで面白いと思う人たちと作品が増やせたらと思ってます。フリーライセンスの音楽とか、ライブラリー音楽的なものも時間があればやりますが、あくまでオマケってことで。すでに面白い案件がいくつか動いてるので、それもまた制作の裏側を報告しますね。(一部、年末の有料noteには書いた)


他にも、、、、


2022年は仕事も頑張りますが、趣味の音楽も充実させたいと思ってます。もっとピュアに音楽に関わりたいのです。仕事でつくる音楽は、世の中の需要とか、クライアントの顔色とか、時代の流れとか、作曲する時にいろんなことが頭の中でチラつきます。昔憧れたアーティストを真似たような作品なんて仕事ではなかなか作れませんし。こちらも作品を意識して、少しずつ増やしていこうと思います。

元々「作曲してお金をもらう職業作曲家」に憧れていて、それになれて、ずっとやってきて、その楽しさもあるのですが、少し窮屈になってきたという部分も正直あって。かと言って趣味の音楽だけじゃ自己満足でつまらないのでバランスよく楽しめたらと思ってます。別名義の「いつでももぎたてのベジタブル (いつもぎちゃん)」をよろしくおねがいします!いろんな人とコラボできたらと思ってます。


ということで、最後まで読んでいただきありがとうございました!今年も現役でフリーランス頑張って、音楽の仕事のリアルな裏側を書いていきたいと思います!


スキャット後藤
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