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SNS用に、新しい作品集つくりました。
こんにちは、スキャット後藤です。フリーランスの作曲家です。
作曲家と言っても、人ぞれぞれやってることも違うし、目指してる場所も違います。とにかく音楽に触れていられればどんな仕事でもいいって言う人もいるでしょうし、絶対に大きな作品に関わる!という意気込みの人もいるでしょうし、好きなことだけやってたいという人もいると思います。金持ちになりたい人もいれば、稼げなくても音楽続けられてればいいって人もいます。
僕の場合、自分の作家性を押し出した音楽活動がしたいと思ってます。パっと聞いて「あ、スキャットさんの曲!」ってわかるような感じ。僕が打ち込みをはじめるキッカケになった小室哲哉氏の曲は、どれを聞いても誰が聞いても小室哲哉ってわかります。aikoはずっとaikoだし、ヒゲダンもヒゲダン色ありますし、藤井風も藤井風色あります。こういうアーティスト的な音楽活動が僕の目指してる場所です。どの曲を聞いても、その人が作ったとわかる音楽を作るのが理想です。
ですが、僕の立場は職業作曲家です。作品ごとに求められるものが違います。「こういう音楽が欲しい」と言われたら、それにそったものが必要になります。作品によっては作家の個性が邪魔になることがあります。例えば、2019年に音楽制作したNON STYLEさんのコントの音楽では、僕らしい音楽は必要ないので、なるべく自分の主張が出ないようにしました。もちろん僕が作ってるので、僕が作った雰囲気というかクセは出てたと思いますが。ドラマ「来世ではちゃんとします」の劇伴は自分らしさが出るような音楽の作り方しました。このように、仕事によって個性が出せる場合と出さない方がいい場合があります。
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