#3 シンデレラ(Amazon Original)
こんにちは!
今回ご紹介するのはAmazon Primeオリジナルムービーの『シンデレラ』です。
あらすじは誰もが知っているあのストーリーがベースのミュージカル映画ですので割愛します笑
クセになるテンション
はいはい、あのシンデレラのリメイク、実写版でしょ?
と思ったみなさん、プライム会員でいらっしゃるなら始めの2分だけでも見てみてください笑
オープニングからエンディングまでお祭り騒ぎ!そしてディズニーにはないコミカルさ。お決まりのシーンほどおもしろいことになっていますよ。
大人でもきっと勢いで最後まで見てしまうこと間違いなしです。
よくあるおとぎ話は「絶対的な悪者(ヴィラン)」が存在し、魔法や愛の力で成敗して主人公のお姫様と王子様がHappily ever after! めでたしめでたし!となるわけですが、
このシンデレラは、悪者であるはずの継母や、本来ちょい役の王や王妃にもスポットがあてられて、「一人の人間」として背景や葛藤が描かれています。そして誰のことも悪者にせず、「なんだ、みんないいやつじゃん!」という気持ちで完結。
もちろんミュージカル映画ですから、ここにアップテンポな音楽や、時にはロマンチックでしっとりとした歌が重なり夢中になって楽しむことができました。
”現代版”シンデレラ?
ディズニーの元祖シンデレラとの大きな違い。
夢と愛に溢れていながら、現代に生きる私たちが共感できるようなイマドキな設定で物語が展開していきます。
シンデレラの夢はお城での生活ではなく、自作のドレスを売って自立すること。女の幸せはお金持ちの家に嫁ぐこと、とされる時代には叶うことのない夢です。
ですが意気投合できる王子に出会ってしまい、ドレスを作り有名になれるチャンスか、王子との生活か、どちらかを選ばなければいけなくなります。
それはまさに現代の女性の多くがぶちあたる壁の一つではないでしょうか。
その王子も、まあやんちゃなヤツで、そしてすごくいいヤツで…
愛する人が自分ではなく、キャリアを選びたいといった時にどうするのか。自身もしきたりのとおり長男として王座を引き継ぐのか…
そしてもう一つ、令和らしく登場人物の多様性を感じられるのも現代版にしかないポイント。
フェアリー・ゴッドマザー…ではなくドラァグクイーンのようなファビュラス・ゴッドマザーだったり、王位継承順位の低い王女が政治に興味深々だったり、主役を務めるカミラ・カベロもディズニー映画とは違い褐色肌のキューバ出身だったり。
もうLGBTだの、女性の活躍だの、多様性の尊重だの、わざわざ叫ぶ時代でもないと思いますが、そんなことが自然に織り込まれている素敵な映画だと感じました。
皆さんだったら、ご自身のお子さんに元祖おとぎ話版のシンデレラと本作とどちらを見せますか?
私にはまだ子供はいませんが、たまにふと自分が見ていたディズニー作品を見せるのかなあと考えることがあります。
自分が見て育った最高の作品たちだとは思いますが、例えば妖精さんの魔法で王子のハートをゲットしてお城で暮らすシンデレラと、自分の夢を掴み取ってにパートナーと世界中を旅するシンデレラ、どちらに触れてもらいたいか。
もう何十年も前の作品ですから、いま求められている価値観や教訓とはまた違いますよね。でも桃太郎とか一寸法師みたいに考えればいいのかな笑
冒頭触れたとおりすごいハイテンションな映画なんですが、ちょっとそんなことも真面目に考えてみたりしました。
魅力的なキャストたち
カミラ・カベロ(シンデレラ役)
キューバ出身、アメリカのオーディション番組X Factorで誕生したFifth Harmonyを脱退しソロ活動をする歌手。
圧倒的な歌唱力を持ち、身長157cm(ワタシと同じ♡)の小柄でキュートなカミラです。
表情豊かな演技でどんどん引き込まれてしまいます。ポップソングもラテンソングも歌いこなすのは彼女ならではですね。
イディナ・メンゼル(継母役)
日本では『アナと雪の女王』のエルサ役(れりご~♪)で有名になりました。私はブロードウェイミュージカル『Wicked』のエルファバ役(緑の顔の西の悪い魔女)が印象的です。
きっと東京ドームでもマイクなしで場外まで響き渡るんだろうな、というくらいの突き抜けるような歌声が快感。
ビリー・ポーター(ファビュラス・ゴッドマザー役)
キンキーブーツのローラ役(三浦春馬さんが演じてた役ですね)でトニー賞を受賞した実力派俳優。アダム・スミスのパートナーですね、歌唱力やばすぎるカップル…
演技や歌だけではなく、ファッションでも世界を驚かせるパワフルなビリー。もっといろんな作品で見てみたいです!
あ~疲れたけど明日頑張らないといけない。そんな夜にはこの作品を見て元気いっぱい、お祭り気分になって明日に備えてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みくださりありがとうございました!
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