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小さなことだが父の役に立てて嬉しい

昨日のこと。
16時過ぎに父から着信があった。
ちょうど車いすの息子をスクールバスまでお迎えに行き、
帰っている途中だったので電話に気がつかなかった。

父からの電話は珍しい。
まさか何かあったんじゃないよな?と、ほんの少しだけ不安になりながら、
帰宅後すぐに折り返した。

「電話した?」
「おぅ、電話したした」
というので訳を聞くと、どうやら仕事関連の写真メモリがパンパンになり、パソコンをいじっていたら写真管理のソフトごと消えてしまったという。
それで、〇〇というソフトを買いたいのだが、買い方がわからんということね。

ふむふむ。
電話しながらソフト名をPCに打ち込み、金額も確認して注文。
実家へ届くようにして、領収書も出力して郵送の手配をした。
領収書はPDFをメールで送ってあっちでプリントアウトすればいいから〜と言おうと思ったけど、父のメルアドも知らんし、聞くのも面倒(使用しているか不明)なので、昔ながらの手法で郵便で送った。

すべての手配が終わってから、再度父に電話して、
「土曜日に着くって」と言うと、
「おーーー、よかった。10月1日からまた役場の仕事が入っとるけん」
と、喜んでくれた。

ほんのささいなこと、ただポチっただけなんだけど。
無口であまり感情を表に出さない、でも愛情深くて心優しい父が、
珍しく私に頼み事をしてきて、助かったと言ってくれた。

なんか嬉しくってさー。

最近、親孝行でベンツ買ってあげたって人がいたけど、
こんなことでもいいんじゃないかって思った。

頼られることが嬉しいって、本当はこういうことだったんじゃないのかな。

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十文字 緋色/ライター
波瀾万丈のシングルマザーですが、好きなことを仕事にしてやってきました。サポートしていただけたら小躍りして喜びます。次なる夢に向かって羽ばたく力になってください!