すべての夢みるものたちのために。
多感であった頃の時期に得た体験はのちの人生に大きな影響を与える。これが私の持論で、私には20年間聴き続けている音楽というものがある。
そして、20年前に生まれた音楽が現代の設備環境でかつライブで復活するとなったらどうだろう。少なくとも私は震えた。
『CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda & Millennial Fair』
え、ファンなのに最近観たの??と怒られそうな記事なのだが、もちろん私だってライブチケット応募したの!でも落選したの!!!(涙)
本当に素晴らしい映像と演奏だった。長くライブ配信してくれているU-NEXTには感謝しかない。しかも当日のライブ映像だけでなく、企画段階の打ち合わせやリハーサル風景、現場の準備や出演者の行動など、ドキュメンタリー映像として残しており、それも配信している。ここは個人的にとても好印象で、かなりありがたい。昔から舞台とか制作意図を監督が語るとか、そういう映像コンテンツが大好きで、それを見るためにDVDを買っていた時期もあったくらいだ。
特に演奏者の楽屋裏や共演者同士で楽しんでいる映像とか見るのがたまらなく楽しい。やっぱり音楽を奏でる人たちが、楽しんで演奏している場面を見ると、こちらも楽しくなる。楽しんでいる人たちのもとに多くの人が集まるのだ。20年来のファンなら尚更だろう。
もう実現しないかもしれないなとか、そんなのあり得ないな、って思っていたことでも、実現することはあるのだということを思い知らされた。そんな夢みていたようなことが現実になったようで、ファンビジネスとはこういうことだよなと思った。きっと制作スタッフにクロノクロスのファンが大勢参加していたのだろう。
これまで、クロノクロスの音楽をどんなシーンでよく聴いていたか。救われた過去の想いたちを巡りながら、改めて、きっとこれからも聴き続けていくだろうなと思った。