【雑記】ゾンビウイルス

おそろしい・・・マイマイガを操るゾンビウイルス - NAVER まとめ

【1】マイマイガの幼虫が植物の葉を食べて、葉にいるバキュロウィルスが幼虫に取り込まれ感染・寄生する
【2】寄生したバキュロウィルスが幼虫体内で増殖していく
【3】バキュロウイルスによって、幼虫は木のてっぺんに登り、そこでじっとしているように”操られる”
【4】幼虫は弱りながらも木の上にとどまり続け、最後はウィルスによってドロドロに溶かされて死ぬ。ドロドロに溶かされた幼虫と一緒に、増えたウィルスもに樹からまき散らされる
【5】【1】に戻る。

マイマイガ、飛騨山中で「ゾンビウイルス」に集団感染-大量死、住宅地でも確認

飛騨山中を中心に現在、別名「ゾンビウイルス」と呼ばれるバキュロウイルス科ウイルスに集団感染した「マイマイガ」の大量死が相次いで目撃されている。
「ウイルスは直射日光で死滅するが、幼虫が潜む樹皮の裏や枝の下部などの直射日光が当たらない場所では、感染力が10年ほど持続するとも言われている。当然、成虫や卵にも感染するので数はこれから減る一方。マイマイガ騒動はひょっとしたら今年で一気に終わる可能性も高い」。
「白川郷や天生で鳥が騒がしいのは、豊富なエサにより鳥が増えているから。それにムクドリはマイマイガ幼虫の天敵。過去にアメリカで人為的な原因によりマイマイガが大発生した際、終息に向け一番活躍したのはムクドリだったとの報告もある」とも。
 大森さんによると、高山市中心部など市街地では殺虫剤散布によるマイマイガ駆除の話をよく耳にするが、せっかくのムクドリの助けを一切断ることになるという。環境への影響や、放っておけば自然に減るものが逆に減らなくなる恐れも懸念する。

幼虫をゾンビにしてドロドロにするウィルスの粋な生活史 - むしブロ

あの「利己的な遺伝子」の著者であるリチャード・ドーキンス氏は、「タンパク質合成や単純な形質の発現のみを、ある遺伝子による表現型と考えるべきではない。そのような遺伝子をもつ個体の内外の環境に与える影響までを、その遺伝子の表現型として捉えるべきだ。」という「延長された表現型」という説を提唱しました。
今回、バキュロウィルスのegt遺伝子は、バキュロウィルス自身の外部環境、つまり、宿主であるマイマイガの行動(表現型)に影響を与えています。まさに、ドーキンス氏の唱える「延長された表現型」が実証された形となりました。

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