RTAinJapanSummer2023でTUNICの解説をした感想等(ネタバレ無し)
1 はじめに
こんにちは。SCRB《スカラベ》と申します。標題のとおり、2023年8月12日に RTAinJapanSummer2023(以下、RiJ)において、TUNICの解説を担当しました。
良いご縁に恵まれ、前回のWinter2022のスーパーマリオ3DWから2連続の解説参加となりました。ありがたい。
例によって、長い上に他の方が見て参考になる要素等は皆無です。ただの自分語りです。また、走者である、ねいがーさんにも記事の内容は確認していただいております。
以下、アーカイブです。ネタバレが含まれているため、なるべくゲームクリア後にご視聴ください。
2 TUNICのスピードランについて
私は2022年の秋頃から練習を始めたのですが、SRC(RTAの記録集積サイト)上の話をすれば、当時日本人走者は0人でした。つまり今回の走者であるねいがーさんが走り始めるまで、走者は私一人でした。テクニック等について聞けそうな日本人もおらず、中々苦労した記憶があります。大して得意でもない英語のガイドを翻訳しつつ、チビチビ練習していたわけですね。幸い、コミュニティの海外勢は、私の拙い英語の質問に対しても真摯に回答してくれていたので、そこは非常にありがたかったなと思います。
見方を変えれば、そこまでしてでも走りたいと思えるほど衝撃的なゲームだったということです。是非皆さんも遊んでみましょう。スピードランについても以前よりは取っ付きやすくなっている…はずです。
余談ですが、私はそれまでマリオのゲームを中心に走っておりました。マリオコミュニティは(別に聞いてもないのに)アドバイス等がバンバン飛んでくるので、インディーゲームとは言え、こんなにも違うものかと面喰いました。
3 イベントに参加することについて
実は私も過去に数回、TUNICでRTAイベントに出ております。あまりこういうことを言うべきではないのかもしれませんが、私の感覚としては完全に滑り倒したな、という感じでした。
その時はネタバレを一切しないように、回りくどい表現やお茶を濁すような表現を多用したこともあってか、「何かよくわかんないけど…難しそうなゲームだね。」「何かよくわかんないけど…キツネ可愛いね。」みたいなリアクションが大半だったような気がします。イベント中は嫌な汗がずっと流れていました。(もちろん既プレイの方は反応してくれていたのですが…)単純に私の力不足によるものなのですが、とにかく解説が難しいんですね。
こんなこともあり、年明けくらいまでは今回のRiJにTUNICで応募する気満々だったのですが、自分ではこのゲームの魅力を上手く伝えられないのではないかという不安がかなり強く、どうしたものか…と非常に悩んでいました。更にそこに追い打ちをかけるように流行り病に罹患し、咳がかなり強く残ってしまいました。喋ると咳がほぼ100%出る状態ですね。結局完治に半年近くかかったのですが、こんな状態ではモチベーションもあまり上がらず、迷走したSCRBはPizza Towerに登り始めることになるのですが、それはまた別のお話。
4 解説依頼
と、SCRBが腐りゆく一方で、ねいがーさんが新規走者として参戦し、記録をドンドン伸ばしておりました。腐っていたとはいえ、自分の好きなゲームの走者が増えるのは嬉しいものです。数か月間ですが、1人でしたからね。RiJにも応募したいといったことも仰っていましたが、その時は最早他人事のように、難しいと思うけど頑張ってほしいなー、と思っていました。
ねいがーさんの感想記事(https://note.com/magicklava/n/n22ccd82013b2)
には解説を快諾したとありますが、実は非常に大きな葛藤がありました笑。理由は前述のとおり、①過去滑り散らかしてること、②咳で体調がボロボロだったこと、です。
非常に悩みましたが、咳が治らなかった時の次善策をご用意いただくこと等をお願いしつつも、お引き受けする形になりました。
幸いにも6月下旬くらいには咳もほぼ完治し、あとは選考結果を待つだけという状態でしたが、まさか1発で受かるとは正直思っていませんでした。ちなみに前回の3DWもそうだったので、2連続で応募1発当選作品を解説しております。天の意志でしょうか。
5 原稿等の準備
非常に悩みました。
全体の方向性(ネタバレをどの程度するか、エンタメ成分はどの程度盛り込むか、等)はねいがーさんに決めていただき、ディティールはSCRBが作成する形をとりました。滑り散らかした過去の台本を流用するわけにもいかず、0から作り直す形になりましたが、やや私の好みが色濃く出ていたように思えます。(私の好みは、予備知識が全くない状態でも何をやっているか、何をしようとしているか理解可能な解説です。専門用語も極力使いたくありません。それ故、やや冗長気味になります。)
ただ、ねいがーさんからは、どうせ日本人は我々2人しかいないカテゴリなんだから、走者(と解説)という形よりは、2人によるパフォーマンスといったような形にしたいというお言葉もあり、あまり大きく手は加えませんでした。これは非常にありがたかったですね。
ちょうどいい時期に発売してたデラックスエディションやぬいぐるみの宣伝等も盛り込み、良い具合にまとまったんじゃないでしょうか。
6 本番+まとめ
正直あまり言うことは無いですね。
2回目ということもあってか、前回よりは緊張していませんでしたし、ねいがーさんが直前控室でハアハアしてたのを見て、更に冷静になっている自分がいました。自分より酔ってる人を見ると酔いが醒めていく感覚に近いですね笑。
そんな状態でしたが、ねいがーさんの走りはほぼ完璧に近いものでしたし、私も準備してきたものは概ね出し切れたと思います。また、前回はかなり猫背でしたが、今回はちゃんとした姿勢でいられた…はず。
インディーゲームな上、未プレイは見るな(意訳)とまで言っているので、あまり反応は貰えないだろうなあと思っていたのですが、結構良かったと言ってくれている方が多く、非常にホッとしました。また、これをきっかけにTUNICを買ったよ、というツイート(ポスト?)もチラホラ見かけ、嬉しい限りです。みんなTUNIC買いましょうね。
最後に、走者のねいがーさん、RiJ運営・ボランティアの皆様、会場で盛り上げてくれた皆様、配信でご覧いただいた皆様、アーカイブでご覧いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。
(次こそは走者として…!)
走者 ねいがー
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解説 SCRB
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