絵描き、着ぐるみ面を作る。(2)
前回はこちら
blenderでどんどん形を整えよう
前回はblenderの導入まで進めました。
その後なんやかんや形にしていき…
とりあえず顔になりました。また一から作り直すのが面倒なのでこれを作りこむ形で進めていきます。
試しに小さいサイズで印刷しました。
拡大して印刷しよう
実際のサイズにして印刷…の前に自分とお面のバランスを考えましょう。自分に合ったサイズのお面を作ることで極限まで違和感を減らせます。肩幅をごまかすことで得られる効果はでかい。
ここにきてアクシデント(?)が発生。
Ender-3 V2 NEOでは一括で印刷できない!!!
お面ってでかいねん。素直に他の方と同じように3DプリンターをAnycubic製のメガなんちゃらにしとくべきだった…
ということで時間はかかりますが分割印刷にしていきます。
印刷完了。アクリサンデーで接着して組み立てます。アクリサンデーが3Dプリント品を接着するのに最適です。ニオイに気を付けましょう。
初めてにしては割といい感じなんだろうけど、なんかコレジャナイ感…正面から見たら耳全部隠れてますし。サイズちょっと小さい気がするし。
どうしても納得いかないのでblender作業に戻ります!!!
モデルを再修正して印刷します
修正を繰り返し納得がいくまで作りこみます。(ある程度で切り上げないと永遠に続いてしまうので注意!)
モデルの頂点の位置を調節しては下絵を非表示にしてバランスを確認し、そこから更に再調整をしていきます。下絵も大事ですが実際に3Dプリンターで出力されるのは下絵ではないのでところどころ下絵を無視してモデルを整えていきます。
blenderと同時にフィギュア、MMDなどの3Dモデルや立体物、イラストを観察して自分のモデルと比較できるような環境にしておくといいと思います。イラストを描くときも参考資料をすぐ見れる環境にしておくことで快適になるのでそれと一緒の感覚ですね。
修正のついでにまつ毛を造形します。今更ですが全頭面にすることにしました。判断がおそい!もっと早い段階で決めておけば楽に修正できたと思います。
でも耳が見えない。おそらくblenderの設定で人間の視野角に近いように調整する必要があったからでしょう。視野角調節するのをめんどくさがって結局そのままの状態で耳だけを大きく外側に向けることで解決しました。
修正が終わったので耳だけ再印刷。分割構造にしておいてよかった…
この後後頭部も印刷しました。やっと印刷完了です。
ここからが大変。エンドレス表面処理タイム
まずは分割部分の隙間埋め。端材の線状のプラを使い大まかな隙間を埋めて接着します。
次にタミヤのエポキシパテで大きい段差を修正しました。印刷したプラの積層跡はこれから盛るパテが食いつきやすいように多少きれいにするだけにとどめておきました。
それからタミヤのポリエステルパテを表面の積層跡が見えなくなるように全体に盛っていきます。申し訳程度の補強ということで裏にも盛ります。
ポリパテは数回に分けて盛りました。最初はヘラで作業していたのですが面倒くさくなってしまい途中から素手で塗りたくっていました。多分あまりよくないですが正直道具よりきれいに仕上がるんですよね…
次回に続きます。