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アメリカ合衆国

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個人的にこれが最もシビアにアメリカを示していると思う。

6ハウス:射手座土星火星合:対外戦争とアメリカ軍

射手座16度火星は欲望に流されること。土星は開拓者精神を示す射手座20度

魚座ハウス太陽12度:神秘的な集団の入団試験

アメリカは個人の美徳と能力によって自然に選択された貴族政を目指して建国された。

外交を示す星座には特に何も存在しないが、射手座の支配星木星は蠍座28度で6ハウスに存在していて、西洋的な自己主張(場違いな問題に対してすら自己の論理を押し通す)を代表する蠍座27度から、自分自身を見つめ直す蠍座28度の流れにある。

国民は月牡牛座で貧富の格差が激しくなる。12ハウスなのは格差が見えないから、11ハウスとして読むならそれを常に問題視して改革しようとしている・・・が、大体失敗している。

アメリカ国民が貧富の差を許容するのはアメリカンドリームを信じているからだそうで、実際にハウスでアセンダント=牡羊座1度としてサビアンシンボルを読んでみると、MCは射手座10度の黄金の女神が劇的な表現をするというアメリカンドリームを代表する度数にある。

ただし、実際には貧しさは世代を超えて受け継がれており、国民はこれを最近になって実感し始めている。その能力主義的政治に対する怒りがトランプの当選に現れたのだと民主党の大学教授が分析していた。

その貧富の差は他国からはよく見える。12ハウスは自分では隠しているつもりでも、他者にははっきりと伝わってしまうハウスだ。頭隠して尻隠さず、が12ハウスの特徴だ。

アセンダントの蟹座29度は異質なものを受け入れる度数で、受容したうえで新しいものに変貌させる力を示す。西欧的な思想と、東洋的なあるいは土着的なシャーマニズムなどが巧妙に融合している人格。

まあ、もしかしたらこれはアメリカの妄想ともいえるかもしれない。アセンダントは自己の目覚めを促すだけの自覚の度数であり、その本質とは言えない。

実際この度数は開放的に見えてもあくまで保守的な蟹座であり、その心理には、いつまでも慣れ親しんだ環境にだけ居ても生きていけない、という切実な思いがある。この慣れ親しんだ環境こそ、恐らくはアメリカの源流である欧州的な文化、考え方なのかもしれない。結局、アメリカはいつも欧州からの脱却、歴史観や文化の見直しに必死だと読める。

ただ正直国民レベルで見るとあまりできてないようにも見えるという矛盾があるだけだ。あくまでアセンダントであり、太陽や火星などの創造エネルギーではないということだろう。


ぜひとも占星術家の皆様におかれましては、アメリカ合衆国を分析するときに、このホロスコープも一緒に見てほしいと思う。











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