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最近の占星術的気づき2つ

1. 肉体と心

地球と月は、肉体と、肉体を支配する波である。月が幻想と言われるのは、心が見えない現実を作り出しているから。月が作り出す心の波は移ろいゆくこの世を無造作に生み出し、人々を動かし、同時に世界や弱き者を守護する。地球に土星がかかる太陽土星オポジションの男性は体が弱い。逆に、月に土星がかかる女性は心・・・本当は見なくていい現実が見えてしまうので、心が作り出す幻想の波に乗ることができず暗い性格になりやすい。

太陽-土星は現実を作り出す力(太陽)それ自体が弱いというよりも体(地球)が弱いのであり、

月-土星は体が弱いのではなく心の目が常に閉じているのだ。心の目が閉じていると、ストレスが溜まって疲れやすいということにもなるけれど。肉体そのものが弱いというわけではない。

心は肉体の一部であるというのは、有名な話だ。結局のところ精神的な疲れというのは肉体的な疲労と関連している、というか、

人間が勝手に脳とその他の部位の感覚を分けているだけで、実際には脳も心も肉体の一部である、という言い方が正しいだろう。この心と肉体の関係が地球の衛星である月と、地球の関係に示されている。

また、天王星が月の上位惑星と言われるが、水瓶座はリンパなど体全体のバランスをとることを考えると、脳とその他部位の感覚、ひいては心と肉体感覚を統合するのが天王星の役割なのだ。

ただし、月土星は心の波にのまれない分、太陽を使うことを忘れなければ日常を安定させる効果があるし、太陽土星も創造物を現実的に、確実に他者の役に立てるという意味では社会に最も強い影響力を持てる力と言えるだろう。

2. 対抗星座

対抗星座は本質を示す。太陽が射手座の場合は双子座など、その動機や本質が180度の位置サビアンシンボルに現れる。射手座的に行動する場合、その多くは知的好奇心本位の行動が重要になる。この軽いエネルギーを失うと、その星座の悪い部分が現れる。

例えば、太陽射手座の場合は、太陽のエネルギーが双子座的な動機を持たない場合、人生に対する無気力が原因で、粗野で奔放な行動が現れてしまう。更にこれを本人が自覚すると、射手座本来の深い思慮と哲学を見失い自己嫌悪に陥るなど悪循環に嵌っていく。

日本国は太陽乙女座の国でデータを取ったり管理したりするのが得意な国だが、魚座的な動機を忘れてはならない。乙女座がデータを取るのは見えない本質的な自分の姿を知るためだ。月が射手座である以上、どうしても乙女座的なデータから自由のない道徳に結び付きやすい性格を持つこの国ではあるが、「データ、情報そのものから何が言えるか」ではなく「その性質をどのように生かしていくのか」を考えるのが良い。

個人チャートを見る場合は、各惑星のサビアンシンボルをすべて180度反転して考えると、その人の本質的な人格が見えることがある。例えば、昨今話題のひろゆき氏の場合、

太陽が蠍座24度は人々がある人物の話を聞いて山から帰る

<>地球:牡牛座24度は戦争を通して富を勝ち取ること

水星が蠍座29度は祈り嘆くことで願望の実現を図る

<>牡牛座29度は物質的限界の中で生き延びる方法を探す。

実際、彼は極限状態に置かれた人がどのように生きていけばいいのかという具体的な手段、知識をたくさん持っているし、中々過激な発言をするのは地球星座の戦闘能力あってのことだ。ひろゆき氏は接近戦が得意だという話も聞くが、人間の心のパーソナルスペースに一歩踏み込んだ話で他者を論破してしまう性質がこのサビアンシンボルに良く表れていると思う。

惑星の180度反転はその人の願望がはっきり浮かび上がる。この願望を忠実に認識し、それを叶える手段として惑星(持てる才能)を使うというのはとても現実的だと感じる。





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