紫外線から髪を守る春からのヘアケア
頭は体の一番高いところにあるため、紫外線の影響を受けやすい部分です。
今回は「紫外線から髪を守る方法」について紹介します。
そもそも紫外線とは
紫外線は、太陽が作っている光エネルギーにおいて、日射として地球に届くものの1つです。
そして、紫外線には紫外線A波(UV-A)、紫外線B波(UV-B)、紫外線C-波(UVC)の3種類あります。
・UV-A…太陽から地表に届く紫外線の95%以上を占める。波長が長く、真皮といわれる肌の奥まで届く。シワやたるみの原因になる。
・UV-B…残り5%の紫外線。量が少なくても刺激が強い。シミや炎症の原因になる。
・UV-C…オゾン層により吸収され、地表には届かない。
紫外線は季節を問わず一年中降り注いでいますが、4月から紫外線量が増え始め、7月~8月にピークを迎えて11月頃に落ち着きます。
UVインデックスとは
UVインデックスとは、紫外線が体に及ぼす影響の度合いを示す指標です。
グラフは日最大UVインデックスを1997年から2008年までの期間、月別に平均しています。
UVインデックスが3以上の場合、外出時、日中はできるだけ日陰を選び
長袖、日焼け止め、帽子の使用が推奨されています。
頭皮・髪への影響
冒頭にもお伝えした通り、頭は体の一番高いところにあるため、紫外線の影響を受けやすい部分です。
頭皮は確認しにくいためケアを忘れがちですが顔や手足に紫外線対策をするのと同様に肌の一部であり、ケアが必要です。
紫外線を浴びることで頭皮の老化や皮膚トラブルが起こりやすくなり、抜け毛や白髪の原因にもなります。
髪は肌に比べて、紫外線を吸収するメラニン色素が多いため紫外線には強いと言われていますが、浴び過ぎると髪にも悪影響があります。
紫外線により髪表面を覆っているキューティクルが剥がれ髪内部のたんぱく質や保湿成分が流れることで、髪の水分・栄養不足で髪のツヤがなくなり、乾燥からパサつきが起こります。
また切れ毛や枝毛、ヘアカラーの色落ちもしやすくなります。
頭皮・髪の紫外線対策
なかなか手ごわい紫外線ですが、簡単にできるケアについて紹介します。
①外出時は日傘や帽子で紫外線カット
直接紫外線を浴びないように対策をしましょう。
なお、帽子は頭皮が蒸れないように通気性のいい素材のものを選んでください。
②日焼け止めを使用する
髪や頭皮には専用の日焼け止めを使用しましょう。
日焼け止めを使用した日は、シャンプーでしっかり洗い流してください。
➂トリートメント・マイナスイオンドライヤーで保湿ケア
シャンプー後は、トリートメントやアウトバストリートメントでしっかりと保湿ケアをして、すぐにドライヤーで乾かすことが重要です。
マイナスイオンドライヤーは頭皮・髪の水分蒸発を防ぎ、潤いを保ってくれます。また、キューティクルを引き締めてダメージに強い髪へ導く作用もあるのでおすすめです。
④栄養素で紫外線対策
体の内側からの対策も大切です。紫外線で傷ついた頭皮・髪のために美髪に欠かせない下記の栄養素を摂りましょう。
たんぱく質
L-システイン
アスタキサンチン
β-カロチン
リコピン …etc
適度に太陽の光を浴びる事も大切
太陽光(紫外線)には健康を維持する上で、
・ビタミンDを生成する
・生体リズムを整える
・殺菌作用
…など欠かせない作用もあります。
しかし、浴び過ぎも体に良くありません。なぜならビタミンDの生成には 1日10~15分程度の日光浴で十分とされているからです。
髪の毛を健やかに保てるよう、できる事からケアを始めてみませんか?