白髪が多いと薄毛に関係する？白髪と薄毛におすすめの対策とは

2022年3月29日 16:24

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東京の吉祥寺・渋谷にある完全予約制サロンのスタッフである著者がお届けする「ヘアケア塾」です。

年齢を重ねることで白髪は増えるもの・・というイメージが強いですが、若白髪という言葉がある通り、人によっては白髪が増え始めるのが早かったりと個人差がありますよね。

そこで心配になるのが、「白髪が多いと薄毛になりやすい」「白髪が多いと薄毛になりにくい」というようなことはあるのかという部分だと思います。

そこで今回は、白髪が多いと薄毛に関係する？白髪と薄毛におすすめの対策とはについて解説していきます。

白髪が多いと薄毛になる？ならない？

まずはじめに結果からお伝えすると、白髪と薄毛に直接的な関係はありません。

しかしそれぞれの原因の部分に注目すると、白髪と薄毛の原因には生活習慣の部分を中心にいくつかの共通点が存在するのです。

白髪と薄毛には、加齢や遺伝が原因となる事もあるので必ずというわけではありませんが、白髪か薄毛のどちらかの症状が強く現れた場合、その両方が進行してしまう可能性もあるのです。

加齢や遺伝に対して対策をすることは難しいですが、それ以外の共通の原因に関しては、予防することが可能なので１つ１つ原因のほうを説明していきます。

白髪の増加と薄毛の進行に対して、共通して原因となってしまう部分を対策することで、白髪・薄毛の両方に対策することが可能となります。

実は些細な普段の生活習慣に原因が隠されて可能性もあるので、ぜひ確認してみて下さい。

①乱れた食生活

髪の毛に栄養を届けるためにも、メラノサイトの働きを正常に保つためにも、バランスの摂れた食生活はとても重要になってきます。

髪の毛を育成する・メラニン色素を合成する為には主にタンパク質・ミネラル・ビタミンが必要になってきます。

しかし、普段の食生活でファストフードやインスタント食品が多い食生活であったり、脂質や糖質の多い偏った食生活だと髪の毛が栄養不足になってしまいます。

②過度なストレス

ストレスへの防衛本能の１つとして交感神経を活発化することが明らかになっており、交感神経が優位になることで血管が収縮してしまい、末梢組織の血流が極端に低下してしまうのです。その結果、頭部（毛根周辺）の血管が縮小され血行不良になりやすくなります。

毛根周辺の血行が悪くなってしまうと、髪の毛の成長や栄養素の配給が悪くなり、必要な栄養が毛母細胞まで行き届かなくなり、毛母細胞内の色素細胞の働きが低下し、メラニン色素が作られずに、白髪になってしまうということに影響してしまいます。

毛根周辺には毛髪の合成に関与する毛母細胞も局在するため、その活性が低下することで薄毛に繋がるとされています。

③睡眠不足

睡眠というのは、髪の毛の生育・色素の合成に強く関係しており、人間の身体は睡眠中に身体の細胞を修復し、成長を促す成長ホルモンを分泌しています。

成長ホルモンには、髪の毛を生やす・育てる・修復するという健康な髪の毛や頭皮を維持する上で、重要な役割を担っています。

さらに睡眠時にはメラトニンという体内の細胞の働きを活性化させる役割のあるホルモンも分泌され、活性酸素を除去し、細胞の働きが正常化されることにより、白髪対策にも効果があります。

また睡眠中は副交感神経が優位になり、血管が広がる事で血流が促進され、髪の毛までしっかり栄養が行き届くようになります。

睡眠の質が低かったり、極端に睡眠時間が短かったりすると、髪の成長と修復がうまく行われなくなってしまったり、栄養が髪の毛まで満足に行き届かなくなり、結果として薄毛や白髪の原因になるのです。

いかがだったでしょうか。

今回は、白髪が多いと薄毛に関係する？白髪と薄毛におすすめの対策とはについて解説いたしました。

加齢や遺伝のみで白髪が増えるイメージの方もいらっしゃったかと思いますが、それ以外の生活習慣の部分も関わっていることを、しっかり理解して頂けたと思います。

まずは、土台となる頭皮環境や生活習慣を正すことが、白髪・薄毛どちらにも重要な対策となります。

いま白髪が多い方も、まだ生えていない方も、まずは出来る対策から徐々に取り組んでいく事をおすすめします。