汗って薄毛に影響するの?汗と薄毛の関係と対策
ご覧いただきありがとうございます。
東京の吉祥寺・渋谷にある完全予約制発毛サロンのスタッフである著者がお届けする「ヘアケア塾」です。
6月に入り、汗をかくような暑い日々が今年も始まろうとしています。
特に汗をかきやすい体質の方には、辛い時期ですよね。
汗は誰でもかくものですが、ジッとしているだけでも汗がしたたり落ちてきたり、少し時間が経つとベタベタしたりと嫌な気持ちになる事も多いと思います。
その中でも、薄毛に対して悩みを抱えている方だと
・汗の影響で薄毛が進行してしまうのでは。
・汗のせいで頭皮環境が悪くなってしまいそう。
など不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
今回は薄毛と汗の関係性や対策方法について解説していきたいと思います。
下記の記事でも詳しく解説しております。
汗をかく3つの要因
①温熱性発汗(ほぼ全身)
夏に多い温度の高い日や、ランニングなどの運動をしてかく汗のことです。
主に、体温調節の役割を果たし、自分の意思とは関係なく脳からの指令によって発汗します。
②精神性発汗(手のひら・足の裏・脇)
緊張やストレス・驚いた時などに、かく汗のことです。
良くある例としては、なにかに驚いて冷や汗をかいたり、スポーツの試合の大事な局面などで手に汗を握って応援した経験などありますよね。
ダラダラと流れ続けるものではなく、一時的に汗の量が多くなります。
③味覚性発汗(鼻・額)
辛味や酸味など刺激的なものを飲食した際にかく汗のことです。
反射的に出る汗ですが、原因となるものを飲食するのをやめれば落ち着きます。
頭皮・薄毛にとって汗は悪影響なのか?
汗をかくと薄毛に関係すると思われているのは、汗をかくことで皮脂も一緒に分泌されるという部分が大きいと思います。
そして分泌された汗と皮脂が毛穴に詰まってしまい、髪の毛が成長しずらくなるという観点から、このようなイメージがついたのだと考察します。
しかし汗が原因で髪の毛の発育に悪影響を及ぼすことはありません。
よって汗のせいで薄毛が進行するという事もないのです。
汗をかいた際に注意したい事や対策法
直接的に汗が薄毛に対する原因にはならないことを上記してきましたが、
ここからは汗をかくことで注意して頂きたい点についてご説明していきます。
①常在菌が増えやすくなる
汗をかいたまま長時間放置してしまうと、頭皮に常在菌が繁殖しやすくなり、頭皮に炎症を引き起こす原因になってしまいます。
②頭皮のニオイが気になる
雑菌が増える際に皮脂が分解されることによって不快なにおいが出やすくなります。
放置する時間が長くなると、においの方もますます強くなります。
③湿疹がでる
汗をかくことで汗腺が詰まり、湿疹が現れやすくなります。
汗を長時間放置することで雑菌が増えやすくなり、湿疹も出来やすくなります。
これらの事にどう対処していくのがおすすめかというと
対策① 汗をかいたらこまめに拭く
汗を放置せずにこまめにケアすることを心がけましょう。
長時間放置した後に拭くのではなく、少し頭皮や髪の毛がジメジメしてきたな。というタイミングでこまめに拭くのが理想です。
また、夏の日差しが強い日が増えてくると、帽子を被る日もあると思います。
そのような時はある程度の感覚で帽子を脱ぐ時間を作り、蒸れないよう注意して着用しましょう。
対策② シャンプーで汗や汚れを落とす
1日の終わりにはしっかりと正しくシャンプーをして清潔な状態にすることが重要です。
皮脂分泌や汗の量が多い方は、シャンプーの前に38度前後のぬるま湯で予洗いをすることで、頭皮の汗や皮脂汚れが残るリスクを減らしてくれます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
これからの季節は頭皮トラブルが多くなりやすい時期です。
しっかりと意識してこまめに対策をすれば、頭皮環境が悪化することなく、
事前に予防する事ができますので、ご参考にしていただければ幸いです。
薄毛の相談はこちらまで