縮毛矯正ってハゲる?縮毛矯正は薄毛に影響するのかを解説
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東京の吉祥寺にある完全予約制発毛サロンのスタッフである著者がお届けする「ヘアケア塾」です。
梅雨が近づくと、湿気で髪のボリュームがえらいことになったり、思うようにスタイリングが決まらず、くせ毛の人にとってはとても憂鬱な季節ですよね。
そんな時にかけたくなる縮毛矯正やストレートパーマ。
縮毛矯正って、髪がストレートになって扱いやすくなるけど、かけ続けると髪に負担がかかってハゲたり、抜け毛が増えたらどうしよう…と不安になったりしませんか?
そこで今回は、縮毛矯正ってハゲる?縮毛矯正は実際に薄毛に影響するのかを詳しく解説します!
詳しくは当店の公式HPのブログ記事でも紹介しておりますので、併せてご覧ください。
縮毛矯正って?ストレートパーマと違うの?
縮毛矯正もストレートパーマも、髪の毛を真っすぐにするために行います。
縮毛矯正とストレートパーマの違いは、施術の工程のなかで「アイロンや特殊なブラシで熱を加えるかどうか」です。
縮毛矯正とは?
薬剤+熱の力(ストレートアイロンやブラシ)で髪の毛を真っすぐにします。ストレーパーマよりもくせを伸ばす力が強いのが特徴です。
ストレートパーマとは?
薬剤の力だけで髪の毛を真っすぐにします。縮毛矯正よりも直毛になりすぎず、パーマを落とす目的でかけることもあります。
縮毛矯正もストレートパーマも
【髪の毛をやわらかい状態にする薬剤⇒1剤】
【髪の毛を元のハリのある状態にする薬剤⇒2剤】
この2つの薬剤を使用して施術します。
縮毛矯正をかけるとハゲる?
結論から言うと、縮毛矯正をかけること自体は薄毛の原因になりません。
ただし、縮毛矯正は強い薬剤を使ったり、施術の工程でアイロンを使用して髪を引っ張ったりするので、髪や頭皮がダメージを受けやすい状態になります。
そのため、ダメージが蓄積されることで結果的に抜け毛や薄毛の原因となってしまうことがあります。
また、縮毛矯正はとても技術力のいる施術と言われているため、自分の髪や頭皮の状態に合わせた施術をしてもらわないと、トラブルを引き起こしやすいとも言えます。
薄毛の直接的な原因にならないとはいえ、やはり髪や頭皮に負担がかかるイメージの強い縮毛矯正。「縮毛矯正をかけるとハゲる」という噂の理由としては、次の2つのことが考えられます。
①ダメージにより髪が細くなってしまう
自分の髪の状態や髪質に合わない強い薬剤で縮毛矯正をかけると、見た目はストレートになったとしても、髪の毛が強いダメージを受けて、髪の内部が傷みスカスカな状態になってしまうこともあります。
そのため、縮毛矯正をかけ続けてダメージが蓄積されていくと、枝毛や切れ毛が増えたり、髪にハリやコシがなくなって軟毛化し、髪の毛自体が細くなっていきます。
もともと縮毛矯正は強い薬剤を使用する難しい施術になるため、髪の傷みが気になる方は、担当してもらう美容師さんにしっかり相談しましょう。
②髪のボリュームが減り毛量が少なくなったように感じる
縮毛矯正をかけたい理由の一つに「髪のボリュームをなんとか抑えたい!」というものがありますよね。
縮毛矯正をかけて髪がまとまるようになっても、ボリュームがなくなってほしくない頭頂部までペタンとしてしまい、髪の毛が少なく見えてしまうことがあります。
女性の場合は頭頂部から薄くなることが多いため、頭頂部のボリュームや見た目を気にされる方がとても多いです。せっかく髪のくせが気にならなくなっても、薄毛が気になる方にとっては一大事ですよね。
これを改善するためには、頭頂部に使う薬剤を弱いものに変えてもらったり、薬剤の塗り方を工夫してもらったりと、美容師さんと相談しながら縮毛矯正を進めていく必要があります。
薄毛が気になるなら縮毛矯正はかけないほうがいい?
縮毛矯正をかけると髪がストレートになって扱いやすくなりますが、ダメージは大きいです。
縮毛矯正に限らず、パーマやヘアカラーに関しても、基本的に髪や頭皮に負担がかかる場合が多いです。
そのため、薄毛が気になり改善したいと思っている方に対して、縮毛矯正をかけることはおすすめしません。
当サロンのお客様には「いかに新毛を生やし、それを育てていくか」というところに重点をおいているため、薄毛改善中のパーマやヘアカラーは基本的に控えていただいております。
また、新たに生えてきた髪の毛(産毛)は、例えると赤ちゃんです。やわらかく、とてもデリケートです。そんな刺激やダメージに弱い産毛を守るためにも、強い薬剤を使用する縮毛矯正をかけることは安易におすすめできません。
どうしても縮毛矯正をかけたい!そんなときは?
くせを伸ばして扱いやすくしたい気持ちと、頭頂部のボリュームを出したい気持ちは相反するもので、くせ毛だし薄毛も気になるという人にとっては悩ましい問題ですよね。
くせがあれば頭頂部にボリュームは出ますし、縮毛矯正をかけなければ髪が傷むことはありません。
とはいえ、「梅雨時期はどうしても我慢できない!」「くせが強くてどうにもこうにも髪が言うことを聞いてくれない!」とお手上げ状態で、ストレスを抱えてしまう方もいらっしゃいますよね。
どうしても縮毛矯正をかけたいけど、なるべく髪や頭皮に負担をかけたくないという方のために、美容師直伝の縮毛矯正をかける時に注意するべき5つのポイントをお伝えします!
①頭皮に薬剤をつけない
頭皮に薬剤がつくと、頭皮トラブルの原因となるので注意しましょう。薄毛が気になる方であれば、髪の根元から2~3cm程離して薬剤をつけてもらうようにすると安心です。担当の美容師さんに相談してみましょう。
②施術頻度をできるだけ落とす
施術頻度が高ければ高いほど、髪や頭皮に負担がかかります。ダメージを抑えることを考え、例えば梅雨の時期だけにするなど、できる限り施術の頻度を落とすことを意識しましょう。
③アイロンで引っ張りすぎない
薄毛が気になる部位は、髪が細く弱くなっている状態なので、必要以上に強い力が加わると抜けてしまうことがあります。施術の工程でアイロンで伸ばす際は、引っ張りすぎないように注意しましょう。アイロンを使用しない方法もあるので、施術前に担当の美容師さんとよく相談してくださいね。
④強すぎる薬剤を使わない
最近では、トリートメント効果の高い、髪の毛に負担が少ない薬剤も色々と出てきました。くせが強いと、強い薬剤のほうが効果があるんじゃないか?と考えてしまいますが、その分ダメージも大きくなります。縮毛矯正で使われる薬剤にはチオグリコール酸が入っており、これは濃度にもよりますがパーマ液の中でも一番強い薬剤と言われています。もともと髪の傷みや薄毛が気になる方は、なるべく髪や頭皮に負担が少ない薬剤を使用してもらえるよう美容師さんに相談してみましょう。
⑤部分的にかける
前髪やサイドだけ・・・というように一部にだけにくせがある場合は、部分的に縮毛矯正をかけるという方法もあります。全体にかけるよりも、ダメージを最小限に抑えることができるので、部分的にかけられるかどうか、まずは美容師さんに相談してみましょう。
生活習慣を見直すことも大切
くせ毛はその人それぞれの髪質によるものですが、生活習慣やホルモンバランスが乱れていたり、普段からヘアケアを疎かにしていませんか?
生活習慣が乱れていると、くせがより強く出たり、髪や頭皮にダメージを受けやすい状態になります。
食事や生活習慣を見直すことで、太くて健康な髪の毛が育ちやすくなり、人によっては髪のうねりやくせが気にならなくなる方もいます。
薄毛や髪のダメージが気になるという方は特に、日頃の生活習慣やヘアケアについても意識的に見直してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
縮毛矯正は髪のくせが改善されて扱いやすくなりますが、髪や頭皮にダメージを受けやすいので、薄毛改善を目指している方にはおすすめしておりません。
また、縮毛矯正は美容院で行われている施術の中で最も難しく、技術力が必要になるので、美容師さんによって仕上がりに差がでやすいと言われています。
施術後に後悔をしないためにも、どうしても縮毛矯正をかけたいという方は、縮毛矯正が得意な美容院を探したり、担当してくれる美容師さんと納得がいくまでお話してから施術を受けることをおすすめします。
また、髪のくせやうねりは、食事や生活習慣、日頃のケアで改善されることもありますので、意識的に生活習慣を見直すことも大切です。
髪の傷みや抜け毛・薄毛でお悩みの方は一人で抱え込まず、一度薄毛の専門家に相談してみませんか?きっとお役に立てることがあると思います。