『サクラノ刻』2023年2月24日発売！
マスターアップが完了しました。
関わった関係者の方々お疲れ様でした。
そして予約してくださっているユーザーの皆様、本当にありがとうございます！
ケロ枕など皆様のご支援がなければ秒で消し飛ぶ零細企業でございます。
推してくださるエロゲファンの皆様には本当に頭が上がりません。
本当にありがとうございます！
重ね重ね感謝致します！！
今回の『サクラノ刻』ですが、ボク個人はいつものマスターアップの感覚と違います。
細かい話はまた別の機会に譲りますが、今回は最後まで製作者視点でゲームに関わり、最後までユーザーとしてプレイする事は出来ませんでした。
その分、いつもよりも演出に多く関わる事になり、それはそれで良かったとも思いますが、毎度味わう完成形を最後に一気にユーザー視点でプレイするカタルシスが無かったのは残念ではあります。
これまでは最後の一筆を一人のチーフスクリプト演出家が入れていたのですが、今回は若いスタッフと共に最後の筆まで入れた感じです。
これはこれで感慨深いですけど。
さて、あらためましてマスターアップが終わった今こそ『初回版』と『通常版』との差について書かせていただきたいと思います。
この二つは説明が必要なレベルの違いがあります。
といいますのも、だいたいのエロゲの『初回版』と『通常版』の差はグッズなどの差であり、ストーリーそのものにかかわる同梱物が入る事は稀だからです。
ですが『サクラノ刻』に関しては『初回版』と『通常版』は違った意味合いとなっております。
『サクラノ刻初回版』とは
通常版のパッケージは夏目藍となっております。このイラストはほぼストーリーを暗示していると言って過言ではありません。『サクラノ刻』という作品を象徴するイラストです。
逆に初回版は稟と雫がパッケージイラストとして描かれています。
ですがティザーサイトを読んでいただければ分かっていただけますが、この二人はメインヒロインではなくOther扱いとなっております。
この配役に関して、初回版と通常版でゲーム内容が異なる等はありません。
やはりサクラノ刻という物語においては稟と雫はヒロインではなくOther扱いとなります。
そんな中で、初回版においては稟と雫の二人がパッケージとなっているのです。
小説『凍てつく七月の空』
初回版にはラノベサイズの小説『凍てつく七月の空』が同梱されています。
これは稟と雫の物語となります。
ネタバレになりますので細かくは説明出来ませんが、この小説『凍てつく七月の空』はゲーム化が難しく、極めて小説向きな内容となっております。
さらに読み終えた後であれば、この『凍てつく七月の空』の内容が『サクラノ刻』本編に入る事はまずありえないだろうと思っていただけるでしょう。
『凍てつく七月の空』は稟と雫の話でありながら、まったく意外な人物達の物語でもあるからです。
『凍てつく七月の空』は『サクラノ刻』に関連するお話でありながら、『サクラノ刻』に入る事は無い物語なのです。
ドラマＣＤ『稟と雫と口とくち』
時間軸としては『凍てつく七月の空』の後の話となります。
そして『凍てつく七月の空』に関係したお話でもあります。
だったら何故何故ラノベ内に収めずにドラマＣＤにしたかと言えば、Ｈシーンが豊富であるという理由です！
エロシーンは是非声優さんに演技して頂きたい、そう考えるのは制作陣だけではないと思います！
どのようなＨシーンかは題名からご想像していただきたい！
とは言いましても、やはり『凍てつく七月の空』に関係した物語なのですから当然、こちらも普通のＨドラマＣＤではなく、稟と雫の話を補完したものとなっております。
故に、一枚にまとめる事が出来ずに二枚となりました。
ドラマＣＤ二枚組など前代未聞ですが、この長さは絶対に必要でした。
『凍てつく七月の空』と『稟と雫と口とくち』によって『サクラノ刻』の裏舞台が明らかになります。
故に稟と雫ファンの方々には是非、初回版を手にとっていただきたいと思っております。
プレイ順番としましては、
『サクラノ刻』本編→『凍てつく七月の空』→『稟と雫と口とくち』
となっております。
サクラノ刻をすべてプレイし終わった後に読む『凍てつく七月の空』と『稟と雫と口とくち』は本編では見えない（見せない）彼女たちの心情にふれる事となると信じています。
通常版のパッケージが『サクラノ刻』そのものを象徴するイラストであるとするのであれば、初回版の稟と雫のイラストは『サクラノ刻』では語られない彼女たちの物語が同梱されている事を象徴しています。
「刻ト詩」のフルアレンジCDはどんなものか？
「刻ト詩」の作曲家である松本文紀氏によるものです。
これは現段階でピアノアレンジボーカル曲であると発表しても良いと思います。
ピアノアレンジは独特な感動を与えるもので、今回の同梱物でしか聴けないものですので、ご興味がある方は是非。
フルカラー特別冊子はどんな感じか？
サクラノ刻「フルカラー特別冊子」は初回特典用ビジュアルファンブックとなります。
見開きを多く使っており、初回版も通常版も見開きで印刷物として掲載されていますので、「通常版のパッケージイラストの印刷物がほしいけど、初回版だとなぁ」と考えられている方にも安心して手にとっていただけると思います。
美しいゲームイベント（今回のグラフィックは良い出来だと思っています）を時に差分ありで時に見開きで読む事が出来ます。
サクラノ刻ゲーム世界をぜひ紙媒体でお楽しみください！
■『サクラノ刻通常版』で完結なの？
サクラノ詩から続くサクラノ刻は、通常版『サクラノ刻』ですべて終わりとなります。
つまり『サクラノ刻』を以て『刻ト詩』は完全解決になります。
これで終わりとなります。
もし仮にそれらに補完するものがあるとしたら、それはまた違ったお話になると思います（『凍てつく七月の空』がそうであった様に）。
むしろ本格的にサクラノシリーズを補完するのであれば、やはり咲崎桜子さんと付き合いたい。他の生徒さんとも付き合いたい。むしろ生徒以外の大人の女性のエロシーン読みたい等出てきてしまうと思います。
なので……。
もしかしたら、たぶん、いや会社が存続している場合は必ず………サクラノシリーズは三部作となるような気が致します。
このご時世、零細エロゲ会社など簡単に吹き飛びますが、もし続きを描く事が許されるのなら、『サクラノ響』（さくらのおと）という最後のサクラノ作品を手掛けたいと思います。
お前、また待たせる気かい……。
いい加減にせぇや。
す、すみません。
いや、ほんと、ごめんなさい。
そんなこんなで釈明は今後も続きますので、とりあえず今は
『サクラノ刻』2023年2月24日発売！
よろしくお願い致します！