
性的アディクションのステップ1〜スリーサークルの活用〜
こんにちは、SCAメンバーのゆうきです。
私はSCA(Sexual Compulsives Anonymous)のメンバーですが、ステップ1の理解を深めるために、SAA(Sex Addicts Anonymous)で提唱されている「スリーサークル」の考え方を採用しています。
この方法が自分の回復のためには、非常に役立っているので、今日は皆さんにもご紹介したいと思います。
アルコホーリクス・アノニマス(AA)のステップ1では、アルコホーリクがアルコールに対して持つ「精神の強迫観念(飲まずにはいられない)」と「身体の渇望現象(一度飲み始めると止まらない)」を認めます。

分かりやすいように図を作ってみました。
ぜひ参考にしてみてください。
これは「アルコホリズム」の理解において非常に効果的ですが、「アルコール」という言葉を単に「セックス」に置き換えてしまうと、不整合が生じます。
例えば、アルコホーリクには「ビールなら飲めるが、ワインはダメ」といった部分的な飲酒制限はありません。
しかし、性のアディクションでは、「ある性行動に対しては強迫観念と渇望現象があるが、別の性行動は安全である」といった複雑な区別が必要になり、それが人によって異なります(私はこの考えに落ち着くまでに、4年もかかってしまいました…)。
スリーサークルのアプローチでは、これを
・中心の円(最も避けるべき行動)
・2番目の円(危うい行動)
・3番目の円(安全な行動や回復の行動)
として段階的に分けて理解します。

中心の円には、「自分が強迫観念と渇望現象を認めた行動」を含めます。
2番目の円には「今はまだ安全にできるが、リスクを伴う可能性がある行動」、つまりグレーゾーンの行動を入れます。
そして、3番目の円には「安全で、回復に役立つ行動」を配置します。
この方法のおかげで、私は中心円の行動を行わないだけでなく、グレーゾーンの行動に手を出している場合は、それが回復の行動が不足している兆候だと判断できるようになりました。
これは私にとって、非常に有用な自己チェックのツールになっています。
ぜひ、皆さんもこの方法を参考にしてみてください。
ではまた〜。
ゆうき