”あいたくて…” 備忘録 ~篠崎百合華編~



0.警告

このnoteはあくまで、私が今後の人生で”あの時”を振り返るためのもの備忘録であり、人に読んでもらうことはあまり意識してません。
つまり、「大量の誤字・怪文、小学生並みの感想etc.についての文句は一切受け付けないぞ」、ということです。
あと、ふんだんにネタバレします。
1から10までネタバレします。

あなたの貴重な人生を無駄にしたくなければ、今すぐブラウザバックして猫ちゃんの画像を見るなどした方がQOL上がること間違いなし。

1.はじめに

はじめまして、Sara Crewe(@motto_SaraCrewe)と申します。

note初投稿です。
元々、ときメモ30周年に向けてギャルゲー関連(ときメモ以外も含む)の備忘録としてTwitterアカウントを作ったわけなんですが、攻略キャラやゲームについての感想はどうしても長くなってしまうので一部はnoteにまとめることにしました。

今回は”あいたくて…”の攻略後記第一弾、篠崎百合華編。
(攻略したのは1か月以上前。プレイ中のことは覚えているので許してほしい。)

2.篠崎百合華とは・考察



ゲーム内プロフィール

主人公の一学年上の先輩で、校内の風紀を正すため日々活動している風紀委員の女の子。性格はきわめて真面目。10年に一度の秀才と言われ、特に文学系が得意。水泳部に所属しているので運動もできる。恋愛に関しては「学生には不必要」というが、関心が無いわけではないらしい・・・。

あいたくて… 攻略&ビジュアルガイドのキャラ説明から引用

・家族について

家族構成は両親に弟の4人家族。デート中の会話で、「弟は自分より賢いが病弱」という話が聞けるが、その場では具体的な話は聞けない。

・本人について

本人曰く、昔は”与えられたものをそのまま受け取るだけの人形のような女の子”だったが、今はフェミニズムを信条としており、将来は社会的地位を獲得するのが目標らしい。
桃花学院の特待生。特に言語系の科目が得意で、特技はワープロ。
(時代を感じますね…笑)
本屋でバイトをしている。

後輩の女子からの人気に厚く、文化祭では彼女たちの組織票によって勝手にミス桃花に選ばれる羽目になる。
また、度々後輩の女子から告白されたり、ラブレターをもらっているシーンが見ることができる。
(その度に丁重に断っているらしい)

キャラデザ(髪型)が”みつめてナイト”のライズと酷似していると思う(後述)。

・百合華さんの住所について

作中ではバス通学だと語られているものの、ヒロインの中で唯一住所が”どこか”とされている。
(他のヒロインはみんな「微笑町」など具体的な場所が確認できる)
つまり百合華さんの住所は、”ゲーム内マップの外かつ、バスじゃないと通えない距離”に家があると考えられる。
実は、百合華さんの家は裕福ではない、という設定がある。
ただ、それはあまり自分のイメージとは合わないだろう、という意地から誰にも打ち明けてはいない(主人公には打ち明けるイベントがある)。
遠くにある私立の女子高(百合華さんが2年になるタイミングで共学となる)の特待生になるということは家族の負担を考えてのことなのかもしれない。
(特待生制度の中身が語られてない以上、「なんで公立校に行かなかったのか」なんて言ってはいけない)


3.攻略後記:簡易的に振り返る

(エミュでプレイしていたのにあまりスクショを取らなかったことを後悔している)

Q.なんで本作品で最初に攻略したのが百合華さんだったのか?

A.体験版をプレイしたときに直人とのやり取りが直球すぎて面白かったから                                

入学式の日、早速新入生をナンパし始める直人(主人公の悪友)と風紀委員の百合華さんが言い争いをしている。
女の子へのナンパやボディタッチは風紀を乱す、と注意する百合華に、下級生の直人は怖じ気づくことなく、
「これはボディランゲージの一種だよ」と切り返す。
しかし、百合華は間髪入れずに「不必要に女の子の体を触るのはボディランゲージとは言わない。そんなくだらないことをしてる暇があったら、少しは言葉を勉強したら?(要約)」と喝破する。
いかにも普段から勉強している人間の直球、という感じがおもろい

それでも直人は悪びれることなく百合華さんの胸元から生徒手帳抜いてクラスと名前を確認するんですけどね、度胸がすげぇや

あと、シンプルに自分はこういう”恋愛に興味ありません”みたいな女の子だったり、タカビー(死語)な主人公をあんまり相手にしない子が好きなんですよね。
登場時と関係が進んだときのギャップの激しさが凄く気持ちいいというか、「攻略してやったぜ~、報われた~~~」という感じが最高に楽しいですね。
しかも、そういう女の子ほど惚れたらデレデレですからね。
ハイスペックな女の子に認めてもらうのは大変だが、それだけの嬉しさがあるんや・・・
そういう意味ではときメモ3の御田さんとかも本当に楽しかったです。

(本当は”恋愛に興味ありません”系の女の子を、まとめてフェミニスト系女子と言いたかったが、昨今のTwitter事情を考えると安易に”フェミニスト”という言葉は使えない。ツイフェミ許せねぇ…)


・追憶

デート中の1コマ

デート中に担任に見つかって補導されそうになったシーン。ランダム遭遇。
「学生の本分は勉強だから」ということらしい。
そうやって10代、20代に年相応の恋愛体験ができないとワイみたいな弱者男性が社会に供給されてしまうんや!!
夜に見つかると補導されて強制デート終了となります(1デス)。
お前のせいで告白のチャンス逃したんだわ^^

あと、休みの日に指示棒持って外出歩いてる人の方がやばいんじゃないですかね・・・お巡りさんこの人です。
そういえば、不純異性交遊なんて言わなくなりましたよね。
いつまで使われてたのか知らんが。

・デート戦略

デートは日付で誘うより、好きな場所ということで市民公園に行こうと誘った方が来てくれる確率高いような気がしたのでずっと市民公園スタートにしてました。
「勉強キャラだから静かなところ行けばええやろ」という安直な発想で図書館に行った結果、満足が爆上がりしてむーどが0になったときは思わず吹き出しました。
確かに図書館での勉強は真面目にやればやるほど充実はするが、その分ムードもへったくれもないですからね…
でもそういう作りこみの細かさは好感持てましたね。

むーどを上げる戦略として、
・午前より午後(特に夕方以降)の方がむーどが上がりやすい
・(百合華さんだけ?)バス停に行くとむーどが上がる
という感覚があったので、午後から市民公園スタート→並木道で会話→噴水→バス停→他のバス停あるところへ移動→別のバス停、みたいなチャートを組んでました。
バス停=別れ、ということでむーどが上がっているんでしょうか。
駅の改札前で一生イチャついてる若いカップルとかいますもんね、そういうことか。
ときメモみたいにデートする場所で台詞が変わったり、三択会話ができるわけではないので、後半はとにかく安定してむーどを上げれる場所だけで回してました。

・追憶2

多分7回は告白した

デートを重ねるうちに「友達以上恋人未満」になったので、「むーどと満足を上げて告白すればええんやろ?」と何度も告白しましたが何度もフラれました。
「ただの友達だと思ってたのに私のことをそういう風に見てたのね…やっぱり男って最低!」みたいなことを言われる覚悟はしていたんですが、意外と優しくお断りされました。
一応、麻子ちゃんに関係に問題が無いことは確認しての告白だったんですが、一向に受けてもらえないので、「必須イベントとかあるのかな?」と思いながらそれでも毎週告白してました。
リアルでいたらやばいやつですね。
山本耕史ばりのストーカー戦略で最終的には向こうが折れてくれました^^
OKもらったときのスクショなんてないです。
撮っとけばよかったと一番思っているのは私です。誰も、未来の自分も私を責めないでください。


初めてのキスは…何の味?

恋人になった後は帰り際に何度もキスチャレンジしたんですが、その度に「不潔よ…!!!」とガチギレされてました。
告白の時と同じで、条件満たしていても確率なんですかね。
ワイ成人男性、いい年してかなりドキドキしてました。
リアルにはリアルの、ゲームにはゲームにしかないドキドキがあるんや!!!
舐めるな、ゲームを!!!



どしたん、話聞こか?俺が彼氏だったら…まぁ彼氏なんですけど

このゲーム、関係性が”恋人”になってもさらにその上に”ラブラブ”という関係があるのですが、それが条件なのか
ある日、話があると突然呼び出されるワテクシ。

※名前が「いーくん(愛称)」になっていますが、私の実名と無関係につけられた愛称なので個人情報流出的な問題はないです


まぁ、そうだよね…

話とは、「あなたのことを想うと受験勉強が手につかないから暫く会うのはやめましょう…」ということでした。

この時点で2年目の10月(1年上の百合華さんは3年)ですから、ここでいつまでも恋愛に現を抜かしているとガチで落ちかねないですからね。
ただ、桃花学院の特待生として入学して、バイト、水泳部(もう引退してるはずだが)、風紀委員の掛け持ちをしながらずっと成績上位をずっとキープしてきた百合華さんが、自ら勉強が手につかないと言うほどとは、相当酷い状態なんでしょう。
(実際どの程度かはわからんが)

さすがに主人公も「会えないなんて嫌だよ…」なんて言うほど無神経ではないので何事もなく承諾するんですが、それから1か月ほど経ったある日、百合華さんの方から電話がかかってきます。

「今すぐ、会いたい…(要約)」

思い出(?)の市民公園に呼び出されます。

あいたくて… 

どうやら、「自分から会わないようにしようと言ったものの、結局主人公のことを考えてしまい、勉強が手につかない」ということらしい。
「もう普通の女の子に戻りたいのよ…」というセリフが印象に残っています。
それに対してどう対応をするかが4択の選択肢で出てくるのですが、自分は「厳しくたしなめる」みたいなやつを選びました。
詳しくは覚えていないのですが、他3つの選択肢がどれもその場しのぎの都合のいい言葉だった気がする。

厳しくたしなめるを選んだ瞬間、

男女平等パンチ!!!オラァ!!!
(平手打ちだったのかもしれませんが、百合華さんがバランス崩して地に手をつくほど。力加減間違えてない?)

「貴様は出会った頃に比べて随分甘ったれの弱虫になってしまったな!」みたいなことを言って喝破してたので、「どこの軍曹だよ…」と思った記憶があります。

結果として百合華さんは立ち直る。
「これでひとまず安心だな…」と思ってたらいきなりエンディングへ。
どうやらこれが真EDの必須イベントだったらしい。
(”あいたくて…”は真ED到達条件が満たされると卒業を見る前にエンディングを迎えるらしい)
修学旅行とか百合華さんの卒業式とかイベントあると思ってたからビビりましたね。これが”あいたくて…”の世界…
ここらへんはビックリ展開が多くてスクショ全く撮ってないのが悔やまれる。

立ち直った百合華さんはその後東京の一流大学へ合格。
見せ方的に東大的な国公立のトップだと思われる。
そのため百合華さんは街を離れて東京に下宿することになるんですが、主人公も後を追って翌年にその大学に合格。
卒業後、2人は弁護士になり、人生兼ビジネスパートナーになった、という話(だったはず)。

ありきたりと思う人もいるかもしれないが、ギャルゲーのエピローグなんてありきたりでよいのだ。
そこまでの過程を楽しむゲームだからね。

4.小学生並みの感想

やっぱりね、年上追っかけるのは楽しいんですよ。
特にね、はっきりものを言ってくれる年上ってのがいいですわ。
サバサバ系と言ってもいいんですかね。
付き合っててすごく楽というか、何考えてるのかわからないっていう事故がないですからね。
ときメモのヒロインだったらかなり三択会話が楽な部類でしょうね。
リアルでもこういう人と付き合いたいんだけどな~
あとやっぱり、サバサバ系でも付き合うとデレデレになるタイプはリアルでも存在すると思うんですが、まさにそのタイプでしたね、それもいい!
(リアルの場合はもっとめんどくさくなる人が多い印象だが)

スクショ撮ってないのが悔やまれるんですが、恋人になってから電話かけたときの対応とか最高でしたね。
「本当はあなたの声が聞きたくて…」みたいな態度ね、最高なんですわ。
恋人になってからすぐエンディングだったので、デレデレの百合華さんを見れる期間が短かったのが悔やまれる…
あと、告白通すために市民公園デートしすぎたせいでスチルイベントを全然回収できてない笑
スチルイベント回収ははキャラクター理解の上で非常に重要ですからね。。。
そういう意味でも再走する価値は十二分にあるなぁ。
ただね、気になった部分もかなりあるのでそこも残しておきたい。。。


5.小学生並みの批判

回収できてないイベントが多いのは明白なんですけど、それでも気になるところが多かったのでそこだけはちゃんと残しておきたい。

・真EDでも重要な伏線が回収されないまま終わる

デート中の話題で家族の話になった時、弟が病弱という話を聞けるものの、すぐにはぐらかされてしまうんですが、結局その理由がわからないままエンディングを迎えました。
あと、彼女自身がなぜフェミニズムを信条とするようになったのか、高い社会的地位を望むようになったのかなども不明です。
「昔はそうではなかった」というのであれば、いつ・なぜ・どのようにして今のようになったのか描くべきだったと思います。
真EDの条件は「勉強に手がつかない」と甘えて弱音を吐く先輩を男女平等パンチで厳しくたしなめることなわけですが、そもそも彼女の学力をもってすれば大学なんて選ばなければどこでも入れるわけです。
わざわざ下宿することになってまで東大的なところに入らないでも、地方の国立大とかでもいいでしょう。その方が金かからないし。
これに関しては社会的地位を望む彼女の目標と結びついていると考えるのが自然ですが、そもそもの理由がわからないのでモヤモヤします。
「彼女の深いところまで理解してこその真EDでは?」と思ってしまいました。
前述したとおり、回収できていないイベントが多いまま真EDに到達してしまったので、もしかしたら作中で語られているのかもしれませんが、それならそのイベントを真EDの必須イベントにするべきだと考えます。

・エンディング後にスチルイベントのネタバレ

これは百合華さんの攻略関する話というより、”あいたくて…”全体の話なんですが、
このゲームはときメモ1,2のようにエンディング後にクリアしたヒロインとの思い出をアルバムで振り返ることができます。
ですがこのゲームはなんと、アルバムのシーンでは回収していないイベントのスチルまで表示されます。
スチルを全然回収していない自分からすれば7割以上が記憶捏造でした。
再走しようと思ってたら全ネタバレくらったわけです。

「コンマイ君さぁ、2年近く発売延期してデバックもろくにできないわけ?」

・主人公がずっとタメ口

あのさ、先輩には敬語(せめて丁寧語)で話してくれないと、こっちは年上と恋愛してる感じを味わえないのよ。。。
あと常識が無いように見えるからやめてほしかった。

・描くべき内面が描写されていない

個人的に気になったのが2つ。

1.恋愛不要論者がなんで主人公と付き合おうと思ったのか
2.主人公のことばかり考えてしまって勉強が手につかない、というのは具体的にどの程度なのか

ということです。

1については、公式の説明文として「(恋愛に)関心が無いわけではないらしい…」と記載があるわけですが、それなら恋愛に対してどういう憧れがあるのか、などを描くべきだったと思います。
あくまでシミュレーションゲームなので主人公視点でのみ描かれるというのはわかるのですが、それだと
・本当に「学生に恋愛は不要」と思っているのか
・本当は恋愛に興味や憧れはあるけど器用になれない…のか
これの区別がつきません。
どちらにせよ、表向きには「今の自分に恋愛は不要」と言い切っている百合華さんがどのような心情の変化を経て主人公の告白をOKしてくれるようになったのかが見たかったです。

2については、「あなたのことばかり考えてしまって勉強が手につかないのよ…」と言われても具体的にどの程度の話なのかイメージ湧かないよねって話です。
今までバイト、部活、委員会を掛け持ちしながら上位の成績をキープしてきたわけですから。もちろん桃花学院のレベルにもよるんでしょうが、作中では「模試でも成績上位でペンとか図書カードなどをもらっている」と明言されています。
恐らく全国でもトップレベルなんでしょう。
そんな人が「勉強が手につかなくて…」というレベルがどの程度なのかが描写されていないのは気になりました。
例えば、「模試の成績が良くない(A判定からBに落ちた)」とか、「担任にも指摘されてる」とか色々あると思うんです。
勿論原因は主人公への愛なわけですが、デートしてるとき以外で百合華さん何考えてるかなんてプレイヤーにはわからないですからね。
電話かけたときとかは明らかに「ずっとあなたの声が聞きたかったの…」みたいなノリで出てくるので相当なのは想像つくんですが。
百合華さんの主人公への想いが言葉で語られるシーンが全然ないんですよね。
「今まで恋愛を不要だと考えていた人が恋をすると今までの反動がね……」と話は想像できます。
ですが、「この篠崎百合華の場合は具体的にこうでね…」ということを描写してほしかった。

1と2の総括としては、「シミュレーションゲームといえども女の子に彼女たち自身の言葉で語らせたほうがいい場面もあるのでは?」という話かもしれない。
アマガミは(どっちかといえばあれは恋愛アドベンチャーですが)、
関係が進展したタイミングで女の子が主人公のことを考えている描写が挿入されています。
ときメモの場合は、女の子の方から告白させることで最後にまとめてヒロインの主人公に対する想いが聞けるようになっていますね。

このゲームは、「ときメモと違って告白を恋愛のゴールにしない」ことをテーマに作られています(開発インタビューより)。
ですが、恋愛が持つ、告白した後の複雑性を表現する手法についての考察、実装の部分に甘さがあると感じました(少なくとも百合華さんのストーリーに関しては)。


6.”みつめてナイト”ライズとが似ているのはなぜか

ライズの画像持ってないのと、ネットから拾ってくるの面倒だったので百合華さんの画像のみ。

すみません、比較対象であるライズの画像がありません。
ですが貴重な人生を無駄にしてこんな駄文を読んでいる人がいるのなら、きっその人はライズを知っているはずです。なので不要なのです。

突然ですが皆さん、みつめてナイトをプレイしていてライズの髪型に疑問を持ったことはありませんでしょうか。
(以下、みつめてナイトのネタバレを含みます)


ライズは正体を隠してドルファンに潜入している八騎将の一人なわけですが、自分は彼女の性格を考えたときに「なんで髪伸ばしてるの??ハンナみたいに短くした方がよくない?」と思っていました。
潜入が主な任務としても、ハニートラップをしかけるようなスパイではありませんし、必要とあれば戦闘をすることも考えられるので長い髪は邪魔なはずです。近接戦闘では髪を引っ張られるリスクもあります。
しかも、彼女の極端な合理主義を考えれば、髪を乾かす時間を短縮するためにショートカットにするべきなんじゃないかとも思いました。

一応、百合華さんは「髪を短くしないのは、短くしてしまうと伸びたときに形がすぐ崩れてしまって、美容室に行く回数が増えるから」と語っている。
が、彼女は水泳部なので風呂も合わせると毎日2回は髪がびしょ濡れになるわけで。
彼女もかなり合理主義者なので、乾かす手間的に自分としてはあまり納得できない。きわめて後付け感ある設定だなぁ、というか。

でもこんなマジレスをしていると「いや、ショートカットにしてしまうとハンナとキャラデザかぶっちゃうじゃん」とツッコミを受けることになるでしょう。
その指摘はその通りです。
ですが、キャラデザというのは時としてキャラクターの内面を表すものであり、これは”ボーイッシュな内面の表れとしてハンナがショートカットであるように、ライズのキャラデザにも何かしらの意味があるのではないか”、という考察です。
それを、キャラデザが似ている”あいたくて…”の篠崎百合華さんと一緒に紐解いていこう、という話。

・謝罪

順序だてて丁寧に書こうと思ったんですが、疲れたので結論だけ書きます。
もしこれを読んで「わからねぇよ!」と感じた場合は、そのままにしておくか私にTwitterで聞くかしてください。

・結論

二人のキャラデザだけでなく、恋愛不要論者であったり、男性社会的な場所でも性別に関係なく実力で目的を達成しようとするところなど(あと友達いなさそうなところなどetc.)、内面も似ているのは偶然ではなく必然ではないか。
後ろにまとめた三つ編みというデザインは、
”自分の人生、感情を縛っているのは自分自身であるが、根っこは女性である”ということを示すメタファーとしての意味があるためではないかと考える。
「騎士は髪短い方がいいに決まってる」と前述したが、ライナノール見ればわかりやすい話かと。
彼女は騎士でありながら自らの女性性を一切隠す気無いでしょ?
だからああいうデザインなんだと思う。
ネメシスみたいにメガネなどで自分の本音を隠してるわけではなく、二人とも自分で自分を縛っていることに気づいていない。隠しているつもりもない。
でも、主人公との関りを通して自らの女性性に気づかされる、という流れもそれぞれに共通している。
二人ともわりと極端な合理主義者でありながら、女性の命ともいわれる髪を短くしない、ということはそういうことなんだろうね、と勝手に結論付けて勝手に納得してる。
だからね、エンディング後のライズはきっと髪をほどくんですよ、きっと。
ライズの絵を描く人は髪をほどいたライズを描いてください。
これは個人的な願望です。

・補足
裏付けとまで言うつもりはないが、先日購入した”あいたくて…”のボーカルアルバムに収録されている百合華さんのキャラソンでこのような歌詞があった。

鏡に映った  生真面目すぎる私
そっと三つ編みほどいて  深呼吸

グレープフルーツ(百合華さんのキャラソン)

自分で自分を生真面目すぎると気づく→三つ編みをほどく→深呼吸、というこの一連の行為も三つ編み=自分で自分を縛っていることのメタファーであると考えられるんじゃなかろうか。
このガバ論理を思いついたのはこのアルバムを買う1か月ほど前だったので歌詞カードを見たときは「やっぱワイは正しかったんや!」と一人舞い上がった。???「ほんとにそうか…?ベジータ」という声が聞こえないわけではない。
ただ、百合華さんの場合は恋人になってから髪をほどくイベントが用意されているので、少なくとも彼女の場合はそういう意図があってのキャラデザってことで考えていいと思う。

それぞれのキャラデザ担当に「そんな意図はなかった。勝手に作者の意図を作り上げるなボケ」と言われるかもしれないが、一解釈としては一応筋は通したつもりである。
見る限り、ネット上で誰もライズのキャラデザに言及してないのでわざわざ書いた。
異論・反論は受け付ける所存。


7.おわりに

自分のための文章とはいえ、1万字近く書いたのは本当に数年ぶりレベルだったのでガチで疲れました。
文章力や集中力は使わないと本当に劣化するものだな、と。
ここまで読んでくれた人、ありがとう。
そして、貴重な人生無駄にしてざまぁみろ。
ツッコミ等ありましたらお気軽にTwitter上でぶつけてください。
通知バグってるので返信するかは知りません。

未来の自分へ、読みづらくてごめんね。

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