自分語り ~若いのになんでときメモやってるの?~
「若いのになんでときメモやってるの?」
イベントに参加するたびに誰かしらに言われる台詞ランキングNo.1
「知るか」と思う。
というのは冗談だが、聞かれるとちょっと困る。
親や知り合いの影響とかではないし、一言で説明をするのは難しい。
かといって、面白い話でもない。
対面でつまらなくて長い話をすることは、会話において最も重い罪であると思う。
だから困る。
ただ、歴戦のメモラーからすれば僕みたいなのがときメモにハマっている理由には幾分かの興味があるらしい。
つまらない話とはいえ、せっかく興味を持ってもらえているのに真実を語らないというのは不誠実な気もする。
そんなわけでnoteとして語ろうか。
まぁ、単調でつまらない文章を重ねていくだけであるが。
セーラとは何者か
世間が狭いのか、僕が悪目立ちしているのか、それとも僕が世間に興味がなさすぎるだけなのか。
そんなことに興味はないが僕はリアルでもネットでも初対面の人に一方認知されていることが多い。
「意外と人は他人のこと見てるんだな」と感じる。
そんなわけで、このnoteももしかしたらFF外のメモラーに見られるのかもしれない。
普段は他人に興味がなさすぎるので、こういうときくらいは自意識過剰なナルシズムを発揮した方がバランスは取れるのかもしれない。
というわけで、本題に入る前に少し自己紹介をしておこうと思う。
僕の名前は、セーラ(@motto_SaraCrewe)。
Twitterだと平仮名表記だけどカタカナ書いてくれても構わないぞ。
(アカウントを作る時に、その方が柔らかい印象で警戒されにくいかなと思って平仮名にしただけで表記に拘りはない)
生まれた年はKONMAIが誇る名作ギャルゲー、”あいたくて・・・”が発売した2000年!!
つまり、ときメモ2と3の間に生まれた世代だぜ。
ミレニアム世代とも、ときメモ2.5世代とも言えるな。
※「”あいたくて・・・”の発売は98年の予定だったじゃないか」とかそんなことは言ってはいけないぞ!文句はコナミに言え(小波感)。
現在は北の国、つまりロシア-北朝鮮-北海道のいずれかに幽閉されている惨めな社会人。
しおりすと > エモーショナル2days > ハーフハーフプラス2daysと今年の初代ときメモのライブは全通したことになるらしい。破産寸前というか破産しているがまだ生きている。いい加減関東に住んだ方がいい気がしている。
誰か助けて。
メモラー歴は水たまりくらい浅い。
今年で2年目。
推しとかそんなビジネスに消費されるだけのワードは使いたくない。
見晴と美樹原さんが特に好き。
ただ、この二人以外興味ないとかそんなわけでもなく、全キャラにそれぞれ愛がある。
ときメモは1~4まで既プレイ。
恋愛シミュレーションが好きなのでときメモ以外もやる(ノベルゲーはやらん。つまらん)。
Twitterではフォローを返さない、無思慮、無配慮で好き勝手にツイートをすることをやめないなど蛮行を繰り返す反社アカウント。
多くのメモラーから近寄りがたい存在だと思われているのかもしれない(イベントでは初対面の人に挨拶すると「あっ(察し)」みたいな顔をされることが多々ある。クソが)。
※決して人間嫌いでもなく、絡んでくれる人はみんな好き。ツイートに忖度がないのは目的を持ってやっているのでどうか怖い人だと思わないでほしい。
こんな感じで生きています。
というわけで自己紹介終わり。
かくして僕はきらめき高校に入学した
僕がきらめき高校に入学したのは今からちょうど2年前。
当時の僕は会社のことで精神が死んでおり、鬱病秒読みという状態だった。
決して会社の人間関係がきつかったわけでもないが、かといって自分が会社の一員であるという感覚は微塵もなかった。
何より業務がキツく、心を殺して生活していた。
(犯罪とかではないが、何をしていたのかは言いたくないので伏せる)
といっても本物の鬱は10代の頃に既に経験しており、その時とは全く違う感覚であったため、まさか再び鬱に片足を突っ込んでいたとは感じていなかった。
10代のときの鬱はよくある深い心の傷によって苦しむタイプで、僕はこれこそが鬱病だと思っていた。
しかし、このときの鬱は苦しむというより心が死んでいた。前者と違って希死念慮に襲われることもないが、自分が生きているという感覚もわからず毎日家と会社を往復するだけの機械人形になっていた。
そうしてある日、僕はいつものように出社する準備をして家から出ようとした。しかし、身体が動かない。
立ちあがろうとしても足に力が入らなかった。
身体的な疲労ではなく、精神が、心の働きそのものが停止していた。
このままじゃ遅刻してしまう。
当時の僕は(今も)ガチで金がなかったので職を失うわけにはいかない。
なんとか立ち上がって会社に向かった。
いつも乗ってる電車には間に合わなかったので1本遅いので最寄りへ向かった。
なんとかタクシーも使って遅刻は免れたはずだった。
しかし、会社の目の前にいるというのにまたもや脚が動かない。
朝礼まであと5分。ただまっすぐ歩いて、エレベーターに乗れば職場に着くというのに、アストロンでも唱えたのかってくらいに身体が動かない。
そのまま出社時間を迎えても、会社の前でアストロン仁王立ちコンボをキメたまま次のコマンドができない。
完全なる奇行。
そうして出社するはずの時間から5分くらい過ぎてから僕ははっと我に帰った。
「これ、鬱じゃね?」
10代の頃に味わった地獄とは全然タイプが違うが、これはこれで精神の異常だろうと確信した。
このあたりから少しずつ脳が働き始めた感覚があった。
「逃げよう、今すぐに」
今日は無断欠勤をして明日には辞める意思を伝えようと思った。
無断欠勤は社会人として許される振る舞いではないが、当時はここまで追い込まれていたので自分を守ることを優先した。
「社会人としてのマナーより自分だ!!」と開き直った瞬間、僕は華麗に180°ターンを決め、駅へ直行した。
マジでクソみたいな会社だったので今でも後悔してないし、この時の判断を僕は一生疑うことはないだろう。
家に帰るために電車の乗りながら、今の自分の心をどうやって癒していくか考えていた。
とりあえず、好きなことをしようと決めた。
さすればゲームだ。
でも、普段からやってるゲームではダメ。
気分が変わらないから。
あれこれ考えているうちに、朧げに浮かんで来た存在。
「そうだ、ギャルゲーをしよう」
我が家には10代の頃に遊んでいたPSPとアマガミがある。
久しぶりにギャルゲーをしようと考えた。
しかし、当時家にあったのはアマガミだけで他のギャルゲーは無かった。
そして、この時の僕はアマガミに対しての嫌悪感が凄まじかった。
結局ギャルゲーも選択肢に入らないか・・・と落胆した時、閃く。天啓。
「そういえばときメモやったことなくね?」
そう、この男、自然とギャルゲーが選択肢に湧いてきたくせに、未だときめきメモリアルに触れたことがないのである。
ときメモの存在自体はずっと前から認知していた。
当時は無知で「ときメモ=ギャルゲーの祖」という思い込みがあり、それなのに自分はときメモを触ったことさえないのかと恥ずかしさと同時に謎の高揚感があった。
帰路でPS1とときメモを購入し帰宅。
かくして、僕はきらめき高校に入学した。
ギャルゲー自体の経験はあったとはいえ、僕がプレイしていたのはあくまでPSPでプレイできる2000年以降のギャルゲー。
今まで遊んできたのは恋愛SLGではなく、恋愛ADVだったわけだ。
そんなわけで初めての恋愛SLG。
RPG好きな自分としてはパラメータ管理はめちゃくちゃおもろい。
てか詩織が可愛い。
みんな髪の色やば。めっちゃ水色のやつ出てきた。
デート断られるとかあんのか、はぇ〜。
てか詩織可愛いな。
90年代のゲームなのに作り込みやばくね?
そういえば当たり前のようにフルボイスだな・・・
なんかクリパ入れないんだが???これもパラメータとか参照されてるんだろうな。おもれ〜〜〜〜
とにかく詩織が可愛い。
あっという間に時間は溶けていき、とうとう3年生に。
よし、ここまでで詩織との関係もかなり良くなってきた。
ラスト一年でスパートかけて絶対告白されてやるぜ!!
これで詩織は俺のもの・・・
と思っていた。
3年の5月くらいから鳴り止まぬ爆音。
Aと下校すれば、B,C,D,E,Fに爆弾が点灯し、Aと下校しなければAの爆弾が点灯する。この繰り返し。
「どうすりゃいいんだ・・・」
内川とベジータと僕は悔し涙を流し続けた。
3年目11月くらいには詩織以外の女の子から最低評価を下されており、本命だった詩織も好感度マイナス状態だった。
あんなに頬赤らめて俺にデレデレしてきた詩織が冷たくなっていくのは、かなりメンタルが抉られた。
「もう彼女なんて必要ない。せめて悔いのない高校生活にするべく、一流大学には入学してやる・・・」
そんな思いでラスト3ヶ月はひたすら勉強した。
こうして俺の3年間は幕を閉じた。
思えば、初見ときメモとしてありきたりな爆死劇だったなぁ。
あんなに連鎖爆発するとは思わないじゃん?普通・・・
はぁ、詩織と笑い合って隣を歩いていたあの頃に帰りたい・・・
そう思っていた卒業式。
「誰・・・?」
どうやら、館林見晴という娘らしい。
僕にずっと片想いをしていたようだ。
なんかすごい髪形だな。髪色もすごいし。
でもなんか可愛いな。
可愛いというのは、キャラデザが好きというより、この子の真っすぐさが。
さっきまで「詩織ぃ・・・(´;ω;`)」みたいな心境だったんだけどね。
「片想いを信じますっ!」って言われちゃうとね。
人間、不器用でもここまで奇麗に生きられるだろうか。
素直に負けたなと思った。
かくして清々しい気持ちで終えることができた一周目。
初めてのときメモに心が満たされたように感じた。
しかし、その心の裏側には満たされない自分がいた。
「もっと、この子を知りたい・・・」
この10分後にフィフネルと出逢うことになるのは、また別のお話。
多分ツッコまれること
一応、僕がときメモを触ったきっかけは上記の通りだ。
しかし、これではよく聞かれる質問の半分にしか答えていない。
「なんで若いのにときメモやってるの?」の後に必ず聞かれるのが、
「どこでときメモに出会ったの?」である。
そう、なぜ会社に行けなくなったときに自分を癒す方法としてギャルゲーが選択肢に上がったのか。
そして、なぜときメモを知っていたのか。
これらについても説明が必要であろう。
(ここまで説明して初めて人を納得させるストーリーになるわけだが、ここまで読んだ人はわかるように、この話はつまらない。つまらないくせに長い。つまりクソである。)
なぜときメモを知っていたのか?
なぜギャルゲーといえばときメモであると感じたのか。
それは、決して神のお告げでもなければ異能の発言でもない。
ずっと前から知っていた。
まず、初代ときメモ現役世代が忘れている(もしくは知らない)ことがある。
それは、ときメモ4の発売が2009年であるということ。
先ほど自己紹介したように、僕は2000年生まれであるからして、このとき9歳。
記憶違いでなければ夕方のアニメの間に普通にCMやってたんだよね。
なんとなくどんなCMだったか覚えてるし。
どんなゲームかは知らなくても、9歳ならゲームに興味あるお年頃だからタイトルはその時になんとなく覚えたんだと思う。
結構印象的なタイトルだし(笑)
また、2009年といえばラブプラスが流行ったよね。
確か銀魂とかこち亀でも取り上げられてた気がする。
この時はジャンプを読み始めてたから、これが女の子が好き好き言ってくれるゲームなんだろうという認識があり、言葉こそ知らないまでもギャルゲーというジャンルは頭の片隅に存在していた。
また、ときメモはこの時も伝説扱いされており、一部ギャグマンガでもパロディやネタにされてるのを見かけたことがある気がする。
しかも、2009年で4なわけだから、1~3はもっと前に出ていた=すごく有名な作品で昔から人気なんだな、みたいなことは子供ながらに感じていた記憶がある。
そんなわけで、僕がときメモに出会ったのは偶然というわけでもない。
ギャルゲーへの目覚め
なんか「性への目覚め(保健の教科書)」みたいなサブタイトル。
既に如何にしてときメモを知ることとなったかは説明したが、ここからは”なぜギャルゲーをするに至ったか”を説明して一連の質問への回答を終えたい。
2010年、当時10歳。
僕は既にアニメオタク(?)だった。
ひょんなことから「けいおん!」に出会ってしまい、小学5年生ながら平沢唯に首ったけな少年であった。
結構わけのわからないことを言っているかもしれないが、事実である。
けいおんに出会ったのは周囲の影響とかではなかったし、小学生なのにオタク趣味を持っている同級生なんているわけがない。
ただ、アニメの良さを友達に知ってもらいたいと思った当時の僕は特に仲の良かったやつらにアニメを布教した。
結果は成功。
友達を深夜アニメ沼に叩き落すことができ、僕から布教するだけでなく、友達から面白いアニメの情報を教えてもらうこともあった。
(結果として人生が狂ったのは多分僕だけなのが幸いである)
「ある時、友達から面白いアニメがあるから一緒に見よう!」と誘われた。
そこで出会ったのがこの作品。
アニメの1期は夕方に放送されていた気がする。
ストーリー↓↓↓
簡単に言うと、ギャルゲーの天才である主人公がギャルゲーの知識や経験を駆使してリアルのヒロインを攻略していく、という話なのだが、
当時の僕「か、かっこいい・・・」
当時、美少女アニメにハマっていた自分として、美少女ゲームでヒロインを落としまくるといことがとてもかっこよく映ってしまったのである笑
ちょうどこの頃はPSPでモンハンが流行ったために、当時の子供のマストアイテムとしてPSPを所持していたことや、その数年前にPSPでギャルゲー文化が多少盛り返していたこともありギャルゲーへのアクセスは(親の目を気にしなければ)そこまで難しくはなかった。
しかし、早速リサイクルショップなどでギャルゲーを購入しプレイしてみたのだが、小学生の自分にはギャルゲーは難しく、すぐに断念してしまった、というのがオチである笑
ただ、この時の屈辱のために、高校生になってからアマガミなど一部のギャルゲーに手を出すこととなった。
そんなわけで、社会人になって一人暮らしを始めた僕の家にアマガミがあったのはそれが理由である。
おわりに
というわけで、「若いのになんでときメモやってるの?」の問いへの回答は以上となる。
「こんなつまらない話のために7000字弱も書いて何してんの?」という、たけしの挑戦状のメッセージみたいなツッコミはしてはいけない。
聞いたのはお前らだろう。
まぁ、僕みたいな存在は珍しいかもしれないが大して面白い話でもないんだよってことをわかっていただけたらいいんじゃなかろうか笑
石を投げたい人はTwitterまで!!