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社長のひとりごと(9)
『心に良い言葉』
以前、「人間の脳は主語を理解しないで全て受け止める」ということに触れました。自分が使った良い言葉も、人に言ってはいけないような悪い言葉も、耳で聞いたからには全て自分自身のこととして受け止めてしまっている、ということです。
それでは、「良い言葉」というのは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。若い頃に上司からもらった1冊400円くらいの小冊子が今も手元にあります。
「ツキを呼ぶ魔法の言葉」というタイトルの本で、工学博士である五日市剛さんが留学中の体験をまとめたものです。そこに記載されているのが以下の3つの言葉です。
<ありがとう>
漢字で「有り難い」、難が有ると書きます。困難が己の糧となることに感謝する言葉として捉え、苦しい場面に向き合った際にあえて口にするといいとのこと。
<感謝します>
前述した「ありがとう」の反対語は実は「当たり前」らしいです。当たり前でない今とこれから叶うであろう未来に対しての希望として発する言葉。
<ツイている>
言葉を発した本人への自己暗示。物事に対して肯定的な視点をもって向き合う姿勢を育みます。日常の中で、どれだけこれらの言葉を口にしているか、口にすることができるかで、より良い変化が起きていくはずです。