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社長のひとりごと(10)
『素直さ』
「あ、これはやったらいいことなんだろうな」と思えるような知恵や工夫は世の中に沢山あります。ところが、それを聞いたり見知ったりしても、全ての人が実際に行動につなげていくわけではありません。
人間は「知っているかどうか」ではなく「信じているかどうか」で行動します。そして、あとは他者の話した良い言葉を額面どおりに受け止められるかどうか。他者を信じる心、他者を信じる力のことを「素直さ」というのだと思います。
分からないから、それが理解できるようになるためには、実際にやってみるしかない。やってみて初めて理解できます。まずは、理解できないことをそのまま受け入れる必要がありますし、そのためにはその対象を信じてみるしかありません。
素直さとは「あらゆる刺激を受け入れることができる力」です。
教える側は、教える相手に成長して欲しければ、相手からより信じてもらえるようなアプローチが必要となりますし、一方で教わる側が成長したければ「知りません、教えてください、お願いします」と教えてくれる相手に素直に向き合う姿勢が求められます。
素直な人はより多くの刺激を受け入れることで成長でき、疑い深い人は刺激を受け入れないためになかなか成長につながりにくいのだと思います。