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社長のひとりごと(7)

『脳は主語を理解しない』

飲食店などに行くと、たまに店員さんを叱り飛ばしている店長を見かけることがあります。それを見ていつも思うのは、「叱られないといけないのは店員さんの方ではなくて店長あなたの態度でしょう」ということ。

店員さんに本当に成長して欲しいのであれば、お客様の前で叱り飛ばす必要もないですし、ましてや嫌な言葉をお客様に聞かせる必要性はまったくありません。誰かのための行動ではなく、店長のストレス発散というエゴです。

どうやら、人間の脳と言うのは「主語」を理解しないで全ての情報を受け止めるようです。ですから、他人が叱られている場面に遭遇したり、人の悪口を聞かされたりしていても、実際には全て自分へのものとして脳では受け止めている可能性があります。

発言している本人も、聞かされている周囲の人たちも、皆一様に嫌な感情を受け止めてしまうということです。
受け止めたマイナスの発言は、当然自分にとってのストレス要因になります。

ですから、強いマイナスの要素を含んだ言葉は、相手にはもとより、独り言でも発さないに越したことはないのだと思います。