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社長のひとりごと(11)
『目的・目標を定める』
「ビジョン」という言葉があります。
分かりやすいのは、確か孫正義さんが説明されていた「タイムマシンに乗って、実際に見てきた未来のイメージ」という表現でしょうか。
叶えたい未来のイメージを持つことがなぜそれほどにも大事なのかというと、ドイツの哲学者ハイデガーは次のように述べています。
「未来が過去を決定し現在を生成する。」
将来の夢やビジョンを思い描いたら、今から未来への一本の道ができます。
そこに辿り着くように行動することで、これまでの環境が変わっていきます。
そして、先に進んでいくための原動力として、これまでの過去の失敗や苦労が、新たな価値を持って自分自身に還元されていきます。
過去が今の私たちを決定するのではなく、「これだ」と未来を見定めることで、今の立ち位置から未来までの道が拓けて、また過去から今までの道のりが意味を持つことになるのです。
だから、仕事においても人生においても目的・目標を持ち続けることで、今日を生きる意味を見出すことが可能となるのだと思っています。