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社長のひとりごと(24)

『リーダーにとって大切な関係性』

リーダーに必要不可欠な関係性が3つあると学んできました。

ひとつは、尊敬できる師匠。自分の考え方や価値観の手本となる人物。

ふたつめは、何でも相談できる同僚。フラットな関係性で忌憚のない意見を述べてくれる人物。

最後は、直言してくれる部下。自分のダメなところや直した方が良いところ、耳に痛いことをきちんと身近で伝えてくれる人物。

中国の古くからの帝王学の書「貞観政要(じょうがんせいよう)」にも、この「諫言してくれる部下」という存在が最も大切な存在であり、「上司を諫める部下がいなければ、その組織は滅びる」と記されています。

大人気のドラマであった半沢直樹などは、まさに組織の中で間違ったことを「間違っている」と声を大にして言う正しい存在であり、そういった存在がいなくなった組織は腐敗していくということですね。

振り返ってみるとあの主人公が「倍返しだ!!」と叫んでいた相手のほとんどは同じ組織内の人たちなのですよね。

なんて殺伐とした労働環境なのだろうと驚きを隠せませんが、組織内に半沢直樹の存在を許す環境が少しでもあるかぎり、その組織は生まれ変われる余地を残しているのだと思います。

自分の耳に痛いことを言ってくれる部下を決してないがしろにしてはいけない、むしろもっと近くにその存在を置いた方がいいという話でした。

ただ、そうすると面白いドラマは成り立たなくなりますけどね。