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社長のひとりごと(4)

『対話と議論の違い』よく正論を振りかざす人がいます。言っている内容は決して間違いではないのですが、それでもあまり良い印象を与えない人もいます。

思うに、話の内容よりも大切なのは、向き合う人との関係性なのではないでしょうか。向き合う人との関係性の構築に欠かせないのが「対話」です。

では、対話と議論・討論との違いは何なのでしょうか。
議論(discussion(ディスカッション))、語源は「叩く」こと。
討論(debate(ディベート))、語源は「戦い」。

議論も討論も相手を打ち負かすためのものです。攻撃的で排他的であり、相手を否定するものです。

対話(dialogue(ダイアローグ))、語源は「意味の流れ」。相手を理解するため、相手と共に何かを生み出すためのものです。
受容的であり、相手の言うことを否定しません。

意味を共有して、相手の自分にない考え方を尊重して、そして最後まで向き合うことをあきらめない。
結局は「何を言ったか」ではなくて、「誰が言ったか」なのかな、と昨今のSNSのつぶやきなどで炎上する人とそうでない人の差を見ていて特にそう感じます。