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セントケアの記事

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#静岡

社長のひとりごと(36)

社長のひとりごと(36)

『最大の気づき』
私たちの仕事において「気づき」はとても大切な要素になります。
物事が「大変」な状況になる前に、どれだけ「小変」に気づけるかで防げるリスクは山ほどあります。

例えば、現在のコロナ禍の状況においては、お客様の変化はもとより、ご自身の近しい人たちの小変に気づくことで、その報告を事前事前にまめにしていければ、他の人たちへの感染リスクを軽減することにもつなげられます。
以前、「気づきとは

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社長のひとりごと(35)

社長のひとりごと(35)

リーダーになると、時には部下を叱らないといけない場面も出てきます。
ただ、そういった場面になった際に、叱るのが上手い人とそうでない人がいます。
では、その差はどこにあるのでしょうか。

一番良くないパターンが感情的になること。
感情的にならないためには、叱る目的が何かを明確にしておく必要があります。

一番いいのは叱る基準を決めておくことだと思います。
ルール、方針、枠組みからの逸脱というのが叱る

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社長のひとりごと(34)

社長のひとりごと(34)

『クレーム対応について』
当社の方針のひとつでもあるのですが、クレーム対応に関する方針の基本方針として「お客様はいつも正しい」というものがあります。
ただ、このフレーズを聞いただけでは、ほとんどのスタッフが素直にそう思ってはくれないのですよね。

おそらくは、お客様からご指摘を受けた内容の言葉尻を受けて「そういうつもりではなかった」、「誤解だ」、「いいがかりだ」と素直な気持ちでは反応できないのだと

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社長のひとりごと(26)

社長のひとりごと(26)

「調べる癖をつけておく」

これも習慣なのですが、知らない単語や気になるフレーズやニュース、思い出せない事柄などに出会った際には、とにかくネットで調べます。
時間があればすぐに調べますし、時間がない場合もスマホのメモ帳やリストのアプリを起動して、そこに気になる事柄を書き記して、後で必ず調べるようにしています。

調べた後は、以前に述べましたように何か自分の琴線に触れるものがあれば記録に残しますし、

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社長のひとりごと(25)

社長のひとりごと(25)

『センスについて』
先だって、リーダーにとって大切な関係性について述べました。
そのうちのひとつに、自分の考え方や価値観の手本となる人物があるということを記しましたが、ありがたいことに私にもそういった師匠である上司がいます。

その上司がよく言われるのが「センス」について。
辞書には、センスとは「物事の微妙な感じをさとる心の動き、微妙な感覚」とあります。
そして、センスとは「因果律の束をたくさん持

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社長のひとりごと(21)

社長のひとりごと(21)

『引き出しを用意する』
 
以前のコラムで「アンテナを高く広く張っておく」という話をしました。
今は情報社会。様々な媒体がありますし、その情報量には際限がありません。

その中から人は自分に合った媒体を選んで、定期的に読み込んでいきます。
テレビ、新聞、雑誌、小説、マンガ、ネットニュース、動画、SNSなど最近では同じような内容のものでも、紙面やネットという形で媒体の垣根を越えて情報が発信されていま

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社長のひとりごと(18)

社長のひとりごと(18)

『表現の上手い下手』
どれだけ想いがそこにあっても、言葉遣いが良くなくて相手にマイナスのイメージを与えてしまう人がいます。
本人には至って悪気はないのですが、使っている言葉のまずさというかチョイスが本人自身の性格や在り方と括られて捉えられてしまい、一緒に働いているスタッフからも取引先の関係者からも徐々に敬遠されてしまいがちです。
こういう人はどのような訓練をしたらいいか。
話が変わりますが、「マク

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社長のひとりごと(11)

社長のひとりごと(11)

『目的・目標を定める』
 
「ビジョン」という言葉があります。
分かりやすいのは、確か孫正義さんが説明されていた「タイムマシンに乗って、実際に見てきた未来のイメージ」という表現でしょうか。
叶えたい未来のイメージを持つことがなぜそれほどにも大事なのかというと、ドイツの哲学者ハイデガーは次のように述べています。
「未来が過去を決定し現在を生成する。」

将来の夢やビジョンを思い描いたら、今から未来へ

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社長のひとりごと(10)

社長のひとりごと(10)

『素直さ』

「あ、これはやったらいいことなんだろうな」と思えるような知恵や工夫は世の中に沢山あります。ところが、それを聞いたり見知ったりしても、全ての人が実際に行動につなげていくわけではありません。

人間は「知っているかどうか」ではなく「信じているかどうか」で行動します。そして、あとは他者の話した良い言葉を額面どおりに受け止められるかどうか。他者を信じる心、他者を信じる力のことを「素直さ」とい

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社長のひとりごと(9)

社長のひとりごと(9)

『心に良い言葉』

以前、「人間の脳は主語を理解しないで全て受け止める」ということに触れました。自分が使った良い言葉も、人に言ってはいけないような悪い言葉も、耳で聞いたからには全て自分自身のこととして受け止めてしまっている、ということです。

それでは、「良い言葉」というのは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。若い頃に上司からもらった1冊400円くらいの小冊子が今も手元にあります。

「ツキ

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社長のひとりごと(8)

社長のひとりごと(8)

『態度は選べる』

今いる職場を、もっと皆が楽しく働けるようにするにはどうしたらいいのか。「フィッシュ!鮮度100%ぴちぴちオフィスのつくり方」という本にいいヒントがあります。

その中の心がけのひとつに「態度を選ぶ」という項目があります。事業所の入口にニコニコマークと怒り顔のマークがあり、「今日はどちらで臨みますか?」と書いてあったらあなたはどうするか。

どちらを選んだとしても、過ぎる時間に変

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社長のひとりごと(7)

社長のひとりごと(7)

『脳は主語を理解しない』

飲食店などに行くと、たまに店員さんを叱り飛ばしている店長を見かけることがあります。それを見ていつも思うのは、「叱られないといけないのは店員さんの方ではなくて店長あなたの態度でしょう」ということ。

店員さんに本当に成長して欲しいのであれば、お客様の前で叱り飛ばす必要もないですし、ましてや嫌な言葉をお客様に聞かせる必要性はまったくありません。誰かのための行動ではなく、店長

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社長のひとりごと(5)

社長のひとりごと(5)

『対話の心構え』

この業界では仕事柄、皆さん多くの人と向き合う機会があると思います。向き合う人との関係性の構築にかかせないのが「対話」です。

対話の際の心構えとしては、「謙虚(おかげさまの気持ち)」、「素直(相手の言葉を受け止める)」「自己否定(自分に足りないものを教わる)」の3つが挙げられます。

また、対話には3段階あります。
まずは「聴くこと」が、信頼構築につながります。話の内容だけでな

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社長のひとりごと(4)

社長のひとりごと(4)

『対話と議論の違い』よく正論を振りかざす人がいます。言っている内容は決して間違いではないのですが、それでもあまり良い印象を与えない人もいます。

思うに、話の内容よりも大切なのは、向き合う人との関係性なのではないでしょうか。向き合う人との関係性の構築に欠かせないのが「対話」です。

では、対話と議論・討論との違いは何なのでしょうか。
議論(discussion(ディスカッション))、語源は「叩く」

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