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すまスパPROにお邪魔しました。


どうも、ねずみです。
ケアマネジャーをしています。

すまスパPROに出させてもらいました!

僕もみおいちさんと同じく…
いや同じじゃダメか笑
僕は今も介護職ですからね笑 
でもむちゃくちゃビビりました。
「え。ぼくに伝えれることあるかな…」って。
心配で、収録中のパソコンの前は
メモだらけでした。

みおいちさんの記事を読み、
僕も振り返ったことを
記事にしたくなりました。
ちょっとお付き合いください。




僕も15年ほど前、
現場リーダーになった頃、
「もっとちゃんとしないといけない。」
「みんなの模範にならないといけない。」
そういう思いが強く、
当時一生懸命勉強したのを覚えています。

働きながら社会福祉士の資格を取った時が
1番勉強したかなぁ。



もともと僕は
コツコツ努力をするタイプではなくて。
初めに入った会社も、
就職活動をしたくないから、
誰でも採用するような
不動産の営業職を選んだぐらいです。

入る前からわかるだろ…と
今なら思うのですが、
そもそも押しの強くない僕は、
営業職という、
自社の製品に誇りを持ち、
自信を持ってそれを相手に【勧める】。
この勧めるという部分が、
「相手の迷惑にならないかなぁ」
という思ってしまい、
なかなかうまく勧められませんでした。
ほんと入る前からわかってたことですけどね。

入社して1ヵ月ぐらい。
当時の営業職のリーダーさんに
「ねずみは、可もなく不可もなく、
生きてきたんだなぁ」
と言われたことを、今でも覚えています。

そうなんです。
特に勉強をすることなく、
練習をすることなく。
なんとなく生きてきました。
それでも、AB型だから?天才肌だから?
困ることがなかったんですね。(ニヤリ)

なので、
初めてぶつかった社会の厳しさ、
壁の高さに打ちひしがれ、
なんの結果も出さないまま
3ヶ月ほどでその会社は辞めました。

しばらくフリーターをした後、
当時お付き合いしていた彼女から
「いつまでもそのままじゃダメでしょ?
介護の仕事をやってみたら?」
(彼女の方が年下)と勧められ、
それでも
「合わなかったらすぐやめればいいか…」
という位の軽い気持ちで、
老人ホームのパート職に応募しました。

そこでは、
当時23歳の僕が可愛かったんでしょうね。
ご利用者さん達が、
何をやっても褒めてくれて
「ありがとう。ありがとう」
と言ってくれて…
営業職の時、
お客さんに怒鳴られたり無視されたり
というのが当たり前だった僕に、
そのありがとうの言葉は、染みました。

働いていくにつれ、
誰にでもやってくる老いによって、
生活の質が下がってしまうこと。
どうしようもない部分があることを
学びました。

働いていれば、
社員や経営者という役割があります。
家族と住んでいれば、
親や夫という役割があります。
友達がいれば、その役割もあります。
それらが、どんどんと、無くなっていく。
その喪失は、避けられないものです。

記憶力や判断能力も低下します。
身体能力も衰えてきます。
楽にできていたことができなくなる。
なんでもない段差でつまずく。
骨がもろくなっているので
すぐ骨折してしまう。
体力もないので
病気になると重度化しやすい。
そんなことも学びました。

そして、
老人ホームでの日々は、
良くも悪くも、
老人ホームがすべての生活を
成り立たせていることにも気づきました。
出かける必要も、買い物も、家事も、
全て担われるのです。

役割を失い、
身体能力が衰え、
活動も少なくなっていく。
そんな中で高齢者は生きていました。

職員と入居者という役割ではありますが、
人と関わりながら。
だからこそ、
介護職は、知識とかより、
それこそ高齢者を可愛いと思える…
…なんていうんでしょうね。
ヒューマン。ユーモア、なのかな。
そういう部分が大切だと思っています。

そう言っておきながら、知識も大事です。
こちらが勉強すればするほど
失われていった身体能力を
補う方法がわかったり、
利用者さんを困らせている
痛みの原因がわかったり、
リハビリを取り入れることで改善したり、
補助具を取り入れることで
自分でできるようになったり…
いろいろなことをするのに、
知識と言うのはやはり重要なんだなぁ
と、気づかせてもらいました。

知識といえば、
医師との関わり方も学びました。
それこそ気の遠くなるほど
勉強をしてこられた医師の方々。
介護職って、言ってしまえば
そんなに勉強もせずなれます。
医師からすれば、
格下だと思われても仕方ない
と理解しています。
(僕自身、格下だとは思ってませんけどね)
でも、医師の中にも、
介護職と医療職は、チームだ。
そう言ってくださる方もいました。
今も尊敬する医師です。



歳だからといって、
全てを諦める必要はない。
必要とされるなら、
こっちがプロとして、
方法を考えればいいだけ。
今ではそう理解しています。

何年も働かせてもらった老人ホームから、
今ではサービス付き高齢者住宅の
ケアマネージャーとして、
利用者さんの生活が
【少しでもマシに】なるように。
そんな思いで仕事をしています。

少しでもマシに…言い方は悪いですが、
これが正直な思いです。

若かった頃には叶いません。
ご自宅にはかないません。
ご家族にはかないません。
でもちょっとでもマシに。
1日1回でも笑ってもらいたい。
楽しくご飯を食べてもらいたい。

知識はもちろん必要です。
勉強はもちろん必要です。
でも介護のプロというのは、
勉強だけでなれるものではなくて、
利用者のことを人のことを好きかどうか。
そういうところで決まるんじゃないかなぁ、
と、今では思っています。

まとめますと、
介護って、こっちも成長させてくれるよ
ってことです。



前置きはさておき(前置きだったの?)、
コッシーさん、みおいちさん。
本当に素敵な体験をありがとうございました。

みおいちさんの現場の頃の体験、
非常にイメージしやすく、勉強になりました。
晩ご飯がチャルメラ。
僕はそれこそ最高だと思います。
安いにんじん。さすが主婦。最高です。

コッシーさん、
お声掛けいただき、
本当にありがとうございます。
コッシーさんの司会が本当に心地よくて。
メモに書いてない定期巡回とか
スラスラと言葉が出てきました。
ほんとはもっと喋りたかったくらい笑 
でも頭の片隅に
「入居施設のことは喋ってないなぁ…」
という思いもあったんですよ?笑

ほんと冗談じゃなくて、
知識はあんまりですが、
介護職としてはいい線いってると
自負してるんです。

また機会があればお声掛けください。
その時はテーマに沿った知識を…
いや脱線するだろうけど笑


あらためまして、
みおいちさん、コッシーさん、
ありがとうございましたm(_ _)m

ピリカさん、
すまスパのおかげで、
楽しい時間を過ごすことができました。
御礼申し上げます。

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