振り返り。前進。
僕は老人ホームで働いている。
この前年末だと思ってたら…
この前年が明けたと思ってたら…
もう年明けて4日。
この勢いだと気付いたら2月。
友人が去年一年の振り返りをされていて、
そういえば僕の去年一年って…
と、僕も振り返ってみようと思った。
一昨年の年末からうちのホームで感染者が続発。
クリスマスから年末年始、
家のベッドの上で一人で過ごす羽目になった。
子どもたちと過ごせず、申し訳なくて泣いてたな。
ベッドの上にいるからって
何もせずにぼーっと過ごし続けるなんて嫌だったので
取り組んでいた研究発表の準備をバンバン進めた。
結果8万字ほどの文字起こしをする事になって
自宅待機じゃなかったらえらい事だった。
怪我の功名ってやつ。
自宅待機が明けても、お子らに何かうつしてしまっては大変、
会社の用意したマンスリーで一人暮らしをする事に。
その頃ちょうどえんとつ町のプペルが上映開始となり、
何をするにも勇気が必要だな、としみじみ感じていた。
その後といえば、まぁ一大イベントは離婚で。
手続きしたり家探したり引っ越したり。
この辺はサラッと。
なんせ悩みのねずみですから。
どうせまた悩みますから。
ちょうどその頃、会社から転勤の打診をされて。
流石に気落ちしていたので断っていたけれど、
僕の悩みを真摯に聞いてくれた皆さん。
お会いした事もないのに、すごく勇気をいただいた。
#その節はおせわになりました
#これからもお世話になります
皆さんの御言葉もあって、
「ここで逃げたら、多分一生逃げる」と、
前からつきたかった部署へ異動することを決めた。
今でもこれでよかったのかな、と震えているけど
多分また悩むけども、
一番しんどい時にしんどい道を選んだ。
それは僕の糧になると思う。
子どもらと離れて暮らすようになって
なんでもない日常こそが何よりも大切で、
ただそこに愛する人がいるだけで、
他に何も求める必要なんてないんだ、ということがわかった。
失うまでは、分からなかったし、
もう戻って来るものではないけども、
その選択をしたのは自分。
今を幸せに生きる。
寂しいけど進む。
失ったから得た物がある。
…そうでも思わないとやっていけないのかもしれないけど笑
今子どもたちと会える時間が何よりも嬉しくて、
次会った時は何しよう、といつもワクワクさせてもらっている。
そんな僕の非日常を支えてくれているのは、
お子らの日常を支えてくれている元奥さんな訳で。
それもまた、失ってから気付いた大事なことだった。
SNSを続けることで、仲良くしてくださる方もできた。
元々SNS音痴で、まぁ今もそんなに変わらんけど。
そんな僕に関わってくださる方もできて、
日常が変化していった年だったな。
友達が誘ってくれて、テニスを始めた。
三ヶ月経ってやっとサーブが入るようになってきた。
僕に関わってくれる人がいる。
それは当たり前のことじゃない。
感謝を教えてくれたのが離婚だった。
やっぱり今年一年を振り返ると、
離婚。
良くも悪くも。
確かに落ち込んだけど、
あの日常は帰ってこないけど、
たぶん生きていく上で一番大事なことを教えてもらった。
僕は、多分それぐらいの痛手を負わなかったら
理解できなかっただろうなと思う。
まとめると、
去年一年、無茶苦茶しんどかったけど、
人への感謝を学んだ。
今年一年は、多分無茶苦茶しんどいけど、
しょーもない事に感謝していきたいと思う。
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