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サルダル・アズムン

今回はレヴァークーゼンへの移籍が決まったアズムンを取り上げていきたいと思います。ゼニトにて輝かしい活躍をしたストライカーの凄さについて説明していきます。是非、ご参考ください。


ポジション

アズムンのポジションはCFとなります。典型的なストライカーとなっています。


ストロングポイント

1.スピード

アズムンは足の速いストライカーです。足の速さを活かして、2列目から抜け出すプレーを得意としています。俊敏性を活かして、相手のマークを瞬時に外し、シュートを放つ体勢まで持っていくのも非常に上手いです。高速ドリブルで相手を抜ききっていくタイプではなく、瞬間的な抜け出しで相手の懐に飛び込むタイプのストライカーということです。

2.決定力

決定力の高さはアズムンの大きな武器の1つです。アズムンは20/21ロシアプレミアリーグでは24試合に出場し、19ゴールを記録する大活躍をしました。この活躍ぶりもあり、このシーズンのリーグMVPに選ばれました。アズムンのゴールのパターンとしては、主に2列目の抜け出しからフリーになり、そこからシュートを決めるといったパターンが多くなっています。また、ミドルシュートの精度も高く、予想外の場所からもゴールを決めていきます。とにかくゴールの嗅覚の高さがずば抜けおり、どの位置からでもゴールを狙える相手にとっては非常に恐ろしいストライカーということですね。

3.アシスト

アシスト能力の高さもアズムンの強みです。20/21ロシアプレミアリーグでは24試合出場13アシストを記録しました。この数字からそのアシストの右翼の高さが伺えます。パターンとしては、2列目でフリーになったところからのクロスでの折り返し、細かいショートパスでのアシストが多いイメージがあります。つまり、スピード、視野の広さを活かしたアシストが得意ということです。

4.フィジカル

アズムンはフィジカルも強いです。フィジカルの強さを活かし、ボールキープからのポストプレーの展開、不利な体勢からシュートを枠に飛ばしやすい姿勢に持っていく動きも得意としています。


ウィークポイント

1.短気

アズムンの欠点は短気なところです。試合展開が思うようにいかず、中々良い感じでボールに触れられなかったり、ボールに触れても決定的な仕事ができないなどの状態が続くと、段々と機嫌を損ねていきます。これにより、普段はすることのない単純なミスをしたり、不用意なファールを貰ってしまうこともあります。調子が良いと止められない選手ですが、マンマークをするなどで思うようにプレーをさせないなどの対策で、思うようにプレーができなくなったりすると、その脅威を簡単に抑えられることもあります。

2.戦術理解度

アズムンは非常に脅威的なストライカーではありますが、戦術理解度はそこまで高くはないと思われます。前述したようにスピードやフィジカルを活かした2列目からの抜け出し、アシストを得意としていますが、これはチームの戦術がシンプルで分かりやすいものだからこそ可能なプレーだと私は思います。例えばライプツィヒのような高次元な戦術が求められるチームだと、アズムンのこれらの長所は活かせないのではないかと思います。それは、アズムンが理屈的にプレーをする選手ではなく、フィーリングや感覚でプレーをする選手だからです。ですので、アズムンの良さを活かすのであれば、シンプルにアズムンを攻撃の軸とした戦術、あるいはとにかくシンプルで縦に速いサッカーをするのが良いのではないかと私は思います。


まとめ

ロシアにて輝かしい結果を残してきたアズムン。次なる舞台はブンデスリーガとなります。レヴァークーゼンでも活躍に期待したいところですが、どこまでドイツサッカーに通用するのかは未知数なところです。今後のプレーに注目していきたいところですね。


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