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[1 to 1] -hito to hito-

京都でのはじめての写真展が終わった。
笠置で生きることを決めてからのはじめての写真展。

たくさんのひとと出会って自分の考えを伝えた。写真家として、そしてシバタタツヤとして。僕は写真だけですべてが伝わるとは思っていない。ひとそれぞれ感じてもらうことはもちろん自由なのだけれど、それではあまりに突き放しすぎてしまっていて、僕がしたい表現とは少し違う。

僕は伝えたい。
それが僕らしさだから。

東京から笠置町に移住して約半年。町を歩いて出会ったひとたちと向き合い続けてきた。たくさんの時間を一緒に過ごして見えた景色こそが、僕のポートレイトだ。目の前に写るポジティブな瞬間。それを残していきたい。
そして、次の世代へ繋いでいきたい。

僕が写真展のなかで一番伝えたかったこと。

『 繋いで、紡ぐ。』

東京で見てきた、壊してはゼロから作り上げる未来。
笠置で気付いた「いま」を繋いでいく大切な未来。

決して否定するわけじゃなくて、受け入れて前に進むことで見える未来こそ誰もが誇りをもてる「いま」に繋がっていくんじゃなかって。

ひとはひとりで生きられない。そんな当たり前なことに気付いたら、誰かのために生きることがすごく誇りに思えた。僕が出来ることは、目の前にいるあなたのしあわせを祈ってそっとシャッターを切ること。それがいつか笠置という町のためになって、そしていつか世界のためになる。それを信じて、明日も僕はカメラを持ってまちを歩くんだろう。

ひととひとが出会って、そこに環ができる。

その環が幾重にも重なっていまの世界があるからこそ、目の前のひとを大切にしていきたい。

関わってくれたすべての皆様へ。
ありがとうございました。

次へ進みます。
また会いましょう!

世界がやさしくなりますように。

シバタタツヤ


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柴田達也 | Katte -世界一美しい猫のトイレ-
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