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「Slaughter to Prevail」好きが語る「Viking」
このコーナーは17歳の高専生がSlaughter to Prevailについて語るだけのコーナーです。拙文なものですが、最後まで見て頂けると嬉しいです。
曲の概要
さて、今日紹介するのはSlaughter to PrevailのVikingです。ロシアのデスコアバンドが生み出した最高傑作であり、私がヘヴィメタルにジャンルにのめり込むきっかけとなった曲であり、私が一番好きな曲のうちの一つでもあります。
二人の作曲者
Alex Trrible
作曲者は" Aleksandr Shikolai "、通称" Alex trrible "です。彼はこのアーティストでのボーカルを努めており、太く低い声が特徴的です。彼の出す声は"「熊みたいだ 」と例えられており、私が彼に惹かれるようになったポイントでもあります。
Jack Simmons
もう1人は" Jack Simmons "です。彼はこのバンドの裏方でもあり、彼無しではこのバンドを成り立たせることは出来ない重役でもあります。彼はこのバンドのギタリストであり、主にバッキングを努めています。MVでは冷静沈着で、もう1人のギタリストである" Mike Petrov "と比べると、まるで仲の良い兄弟のように見えます。
この曲について
余談が長くなりましたが、曲の紹介をします。
曲の中身
この曲はとても暴力的なのですが、何かを伝えたい「思念」を感じます。
この曲の歌詞から、2人の人物が登場すると、見受けられます。「私」と「おまえ」です。「私」と共に頻繁に登場している「剣」、「おまえ」の「その瞳は冷たい」から、ベルセルクのガッツとグリフィスと想起されます。歌詞から想像されうる人物像と、彼のInstagramにがガッツの"ドラゴンごろし"を持ってる写真が掲載されていたことから、この曲の舞台がベルセルクだという確証に至りました。
「Понимаешь только язык меча Что ж(訳:剣の言語だけしか理解しない)」や「Железом, что бы говорить(訳:俺の舌は剣のように固くなる)」などから得られる「言葉ではなく剣で語る」という剣への強い執着と、「If fate decided to put me in front with a choice
Then I choose blood, then I choose void(訳:もし運命が選択を迫るなら
私は血を選び、虚無を選ぶだろう)」などの絶望的な状況下での自己防衛や正義を追求から、「私」に対する苦悩や、悲壮感ひしひしを感じました。
曲の構成
曲の構成はヘヴィメタルの一般的と大して変わりません。但し、一番初めのリフレインが、曲全体の雰囲気を一気に企てており、聞くたびにどのような展開が待っているのか、いっそう期待感が高まります。
この曲の3割がロシア語であり、初めて聞く人にはとてもおすすめはできません。しかし、難しい比喩表もなく、一般的なデスコアに比べたらとても分かりやすい歌詞でもあります。
最後のリフレインとブレイクダウンの繋ぎは、非常に洗練されており、他に類を見ないほどの魅力を感じました。
最後に
作曲者Trribleの強いメッセージ性がこの楽曲に深く込められており、繰り返し聴いても飽きることがありません。そんなSlaughter to PrevailのVIking一度でもよいので聞いてみてください。
引用
ーーSlaughter to Prevail – VIKING Lyrics | Genius Lyrics