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「助産所分娩を1件でも増やすセミナー」(第3回)開催要旨

SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。
今回は、2024.11.27配信のメルマガ内容です。


第3回セミナー(2024.10.26開催)

無痛分娩について、日本の現状、施行頻度、医療事故、対策について話しました。
無痛分娩が80%以上にもなったフランスではむしろ自然回帰があること、硬膜外麻酔分娩の問題点として短期的問題だけでなく、長期的問題のあること、痛みがないことによって失うものがあることを説明しました。

結論として、

  1. 重篤な合併症~軽度の合併症が起こり得る

  2. オキシトシン使用による誘発・促進が増える→幸せなお産が減ります→ブレーキとアクセルを同時に踏む複雑なお産です

  3. 器械分娩が増える→大きな傷ができやすい→トラウマを残す人もいます

  4. アドレナリンが減り急激に進むことがある

  5. 絶食が必要(ACOG)・導尿が必要になることもある

  6. 長期的な影響として、自閉症スペクトラム増加の可能性は否定できていない

  7. 無痛ではなく和通、減痛の方法もWHOは推奨している。

よって、健康な女性全員に行う必要はありません。他にも和通の方法はあるので、あなたには何が必要かよく考えましょう

続いて笠松先生から、「自然出産を目指している開業医の独り言」と断って、「自然出産で「無痛」を考える」というテーマで解説がありました。

陣痛は娩出力の中心的役割であり、陣痛をなくすと自然分娩にはならないからは、無痛にはならないだろう。しかし「自然」で何か秘策はないものだろうか?

その結果、

秘策としては産婦にある、また助産師のあると分かった。
自然出産で「無痛」となるには、
「産婦」の「産気」が感じられる、わかる
「助産」で乗り越える
「助産師」・「助産所」が適しているが、時に「開業産科」とのコラボも役立つ

以上のような内容で、お産の奥技を紹介してもらいました。

これは直接聞かないとその深みは分かりません。

次回第4回は11月2日です。

※グループワークについて:
グループワーク中の各グループ内での話し合いの録画(アーカイブ配信)はございません。各グループからの発表のみアーカイブ配信がございます。


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