頂点まで達した完成度、果たしてこの性能をモバイルに要求するか。「iPhone 11 Pro」1年間使用レビュー。
ごきげんよう、佐藤シナモンです。
皆さんは一年前にAppleから出た端末「iPhone 11」シリーズをご存知だろうか。
iPhone 11はiPhoneとしては第13世代にあたるもので、
3眼の「タピオカメラ」を搭載したり、圧倒的な高輝度を誇る
「Super Retina XDRディスプレイ」を搭載したりと、順当ながらも"Appleらしい"新機能だと思う。
ソフトウェア面ではiOS13が大躍進しダークモードをOSレベルで搭載、11シリーズのみに搭載されたQuickTakeにも注目しながら見ていきたい。
発売当時に悩まされた"モバイルデータ通信バグ"
リリース直後、当然バグというのは発生するもので、iOS13のバグによって4Gが使えなくなるなどメイン端末としては非常に不安定だった。
私も実感したものとして、突然モバイルデータ通信ができなくなるバグがあった。
ある日突然iPhoneの接続が圏外になり、再起動すると治るというもの。当初高校生だった私にとってこのバグは致命的で、1ヶ月は悩まされた。
ただそれ以降こういったバグは起きていないので、これから買う方は安心してほしい。
超広角カメラはすごい
iPhoneシリーズとしては初搭載の「超広角カメラ」はかなりすごい。利便性に長けており、通常の広角カメラでうつらないとこまできっちり映る。
その超広角の画に感動した、というよりAppleが3つのカメラの色味を違和感なくキャリブレートしているところがすごいと感じたのだ。
カメラのベンダーはそれぞれ異なるため、色味が違うのは当然。この端末を使う前に試用したMate 20もカメラモジュールによって色がまちまちだった。
これは北九州市の門司港駅を撮影したもの。建物だけでなく、その場の雰囲気も伝わるのではないか。色味は純正Appでのみ調節。
Super Retina XDRディスプレイは?
もう一つの強みとして高輝度な「Super Retina XDRディスプレイ」を搭載してきた点もある。その恩恵は特に昼間外に出る機会が多い方こそ注目するべきポイントであると思う。
ただ私の場合、夜スマートフォンを開くことが多いので逆にこの明るさにびっくりしてしまう。(笑)
フロントカメラにも4Kを。
今になってもあまり言われていないが、実は内カメラで4K撮影ができるようになっている。しかも60FPS対応だ。
もうアウトカメラと画質的にも大差ないのではないかと思う...ぬるぬる高画質な映像が撮れる。
メインカメラの手振れ補正が化け物。
何気あまり言われていないのだが、実はメインの広角カメラの手振れ補正が本当にすごい。もはやスマートフォンジンバル業界に大打撃を与えてしまうのではないかと思う。
この間敢えて手振れさせる演出をした際、この手振れ補正のおかげで殆どブレていない画が取れてしまった。仕方なく編集ソフトでハンドヘルドエフェクトをかけたが、逆に関心してしまった。
中古価格はまだ手の届きにくい値段
一つ前の機種ではあるが、正直まだおすすめ出来る価格ではない。
もう一つ前のiPhone XSが5万前後であることを考えると、超広角カメラやその他の機能を考えてもコスパ的にはありえないと言わざるを得ない。
プロセッサもぶっちゃけ余裕ありまくりなので、11Proを買うなら廉価グレードの11や、一つ前のハイエンドであるXSの方がよっぽど良い。
結論:iPhone 11 Proの中古はまだ早い
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