読書日記(2023.11.30) 幹細胞と潜勢力
先日雑談配信で、課題図書に選んで欲しいというコメントのあったメルヴィルの『バートルビー』のことが気になって、確か積読本の中にあったような気がすると思い、一生懸命探して、見つけた。
岩波文庫の『幽霊船』の中に収録されている。
アガンベンも言及しているそうだ。
時間に余裕があったら読みたい。
NHKBSで放送した織田裕二MCの ヒューマニエンス 40億年のたくらみ 「“死の迎え方” ヒトの穏やかな死とは」をみた。
人間は失われた細胞を再び生み出して補充する能力を持った細胞を持っている その名は『幹細胞』。
歳をとると代謝(metabolism)が悪くなるが、それは幹細胞が衰えて、細胞を複製できなくなるからだという。
老衰で亡くなる場合、食事を摂ってもどんどん痩せていく。
それは、幹細胞の働きが衰えているからである。
BMIという指標がある
老衰の段階ではBMIがどんどん下がっていく。
食事を取っても、栄養が吸収できないので、痩せてしまい、体重が減るのでBMIは下がるそうである。
老衰の場合は、亡くなる2ヶ月前から急激にBMIの値が減少するというデータが出ている。
野生の動物はエサが獲れなくなれば死ぬのだが、人間も同じである。食べても吸収できなくなるのである。
また、終末医療においてオピオイド(アメリカでは、オピオイド依存症が問題になっている)によって緩和ケアが行われるので、痛みさえコントロールできれば、死ぬ間際まで、しっかりした意識を持って自分の人生に向かい合えるそうである。
(おわり)
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