読書日記(2023.9.16) 和ろうそくと三寺参り
録画しておいた『よみがえる新日本紀行 「飛騨古川・一之町」』をみた。
昨年、島崎藤村の『夜明け前』を読んだので、主人公の青山半蔵が宮司を氏していた飛騨高山の水無神社に行ってきた。
また行きたいなと思いつつ、この番組を見た。
古川町には毎年1月15日に『三寺まいり』という親鸞聖人を偲んで浄土真宗のお寺を廻る行事がある。
野麦峠を越えて、岡谷の製紙工場に働きに出た女工が、お金を貯めて着物を買い、帰省した折に、三寺まいりでマッチングするという風習があり、女性は着物でお参りするそうである。
昭和55年に三寺(円光寺・真宗寺・本光寺)に和ろうそくを奉納していた三島商店という「ろうそく店」をフィーチャーしていた。
当時30代で、和ろうそく職人の父親と、奉納用の巨大な和ろうそくを製作していた後継の青年が、70過ぎの今は主人となって、30代の息子に和ろうそくの伝統を引き継いでいるというのが最後に流れていた。
(新日本紀行の再放送は、40年後の現在をまた取材しているのが肝)
今も、三寺に和ろうそくを奉納していた。
和ろうそくは、煤が出にくいので、仏壇の金箔などを汚さないそうである。
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録画しておいた「こころ震わせろ!愛されろ!~五郎丸歩と静岡ブルーレヴズの635日~」をみた。
ネットでもみられる。
五郎丸氏が、フロントとして関わっているプロラグビーチーム。
野球、サッカー、バスケなど、プロで興行して観客を集めるというビジネスモデルへのチャレンジが、全国各地で行われている。
年間シートを売らないと、収益的に厳しいという話をしていた。
自分も読書会を主催している手前、考えさせられた。
五郎丸氏が、街中で認知度アップのためのポスター貼りのドブ板営業をしている姿があったが、今治FCの元日本代表監督の岡田武史氏も同じようにドブ板営業していた。
ああいうドブ板営業、若い頃毎日やったことがある。大切だと思う。
(おわり)
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