読書日記(2023.11.26)李白とドラゴンボート
瀟湘八景
近江八景、金沢八景、そして太宰治の『東京八景』、これらは瀟湘八景に由来する。
瀟湘八景図という水墨画が鎌倉時代に普及して、日本でも水墨画が成立し始めた。
李白や杜甫も、瀟湘に滞在したことがある。
「瀟湘八景図」の「瀟湘」とは、中国の洞庭湖に注ぎ込む瀟水と湘水の二水を指す。
洞庭秋月、中秋の名月には中国では一家団欒する。
夜郎自大の、夜郎は、晩年李白が流された地。
流される途中で汨羅を訪れた李白。
汨羅に身を投げた楚の詩人で政治家であった屈原の遺体を探すためにドラゴンボートが生まれた。沖縄のドラゴンボートもこれに由来。台湾でも盛んである。
端午の節句に行われる長崎ペーロンはドラゴンボートに由来。
端午の節句にちまきを食べるが、ちまきは汨羅に身を投げた屈原の遺体が魚に食べられないために、地元住民がちまきを川に投げ入れたことに由来する。
(おわり)
お志有難うございます。