私の1日調査
これは私の現地調査の様子です。
朝6時15分、車に乗り込み調査地(山奥)へ出発。
眠らないように爆音で音楽をかけながら高速道路をひた走る。
道のりとしては高速1時間、下道3時間。それでも一番近くて安全なルート。
山道に入った頃、いつも通り眠気がくる。
山道は信号も車もほとんどない。ただただ、ずーっと一人で進むだけ。
道の駅や駐車スペースで寝てみたり、コーヒー飲んだりと休憩しながら進んでいく。
そして、調査地に到着。
今回の予定はヒアリング1件だけ。本当は何件か詰めたかったが、日程調整が難しくて無理だった。
今回は石でアクセサリーを作っている人に話を聞いた。これは毎度のことだか、話を聞く度にその人に弟子入したくなる。「材料は山にたくさんある」「必要なら自分で作ればいい」と簡単に言ってしまう山暮らしの人達は本当にかっこいい。
ヒアリング調査が終わった帰り際。「すぼみさん、、、?」と声がした方を見ると、ヒアリング日程調整中の方がいた。「今からなら時間あるよ!」と急遽ヒアリング開始。この方は木からコップやお皿を作っている方。なんとバイオリンまで作れるらしい。木からコップを作るって簡単に言うけれど、コップほどの深さを削るって相当な技術が必要。本当に凄い人だった。
終わった頃には13時。急に電話がかかってきて「今いるならお店に寄ってって!」と言われたので、先月ヒアリングした農家の方の所に向かう。エゴマ油を製造されている方で、今度製造過程を見せてもらう約束をしていた。お店に到着して、見学の日取りを決めた。
お腹空いた、、、と思っていたとところで教授から電話。「○○に行って資料を取ってきて!」ということで、○○に向かう。結局資料はなかった。
流石にお腹空いたということで地域の中をぐるぐるしてみる。既に14時を回っていたのでほとんど閉まっている。もちろんコンビニなんてない。
そして見つけた地域の大きめの施設の食堂でお昼ご飯。お客さんは私だけで、休んでいた従業員を私のためだけに動した。大宴会場にぽつんと一人で名物のそばを食べた。厨房の裏では従業員でアイス休憩をしていた。
ご飯を食べた後は帰ろうか迷った。早く帰った方が安全だし。
でも、資料館には寄っておこうということで、地域の道具や暮らしが紹介されている施設に行った。
一通り見終わって車に乗った10分後。あ、あの施設地域おこし協力隊の方いたよな、と思い出す。話を聞きたい、でも帰りたい、、、そして引き返すことを決断。やっぱり発見!地域おこし協力隊の方。地域の文化の話、地域おこし協力隊になった話を表では展示されていない貴重な資料を見せてもらいながら聞いていた。
終わった後はもう16時を過ぎていた。やばい、早く帰らねば危ない。
そして帰ろうと思ったのだが、夕方の山が綺麗過ぎて写真撮ったり、川を眺めたりと時間を使ってしまった。
やばいやばいと急ぐ帰り道。一番やばかったのが眠気。とにかくもう眠かった。道の駅に止まってとりあえず仮眠。気づけば30分くらい寝ていたようで、起きた時はここどこだっけ?という夢と現実を行き来していた。え、、、これから3時間以上運転するの、、、と絶望しながら、頑張って運転する。
よし、あと一時間~♪となんとななりそうと思った途端の土砂降りの雨。
夜+雨+車のライトでもう前が見えない。こういう時に事故が起きるんだろうな、と納得してしまう。幸い、雨は10分くらいで収まった。
そして、なんとか帰還。もう行きたくない、、、と思う。
しかし、人の面白さと綺麗な景色を楽しみに来週にはもう行くことになっていると思う。
読んでいただき、ありがとうございました。