見出し画像

養殖いかだを活用した炭づくり体験in東松島

養殖いかだに使われた竹を竹炭にする体験会に行ってきました。

松島といえば牡蠣🦪
牡蠣の養殖いかだで使われる竹は3年置きに交換され、1年間に4万トン、約240トンが廃棄されています。
廃棄するにもお金が必要で漁業者の悩みのためでもあったようです。

炭を作るとなると何時間もじっくり燃やして水分を抜いていくイメージですが、竹はなんとたった1時間で40kg(焼く前)も炭に出来るそうです。
しかも、煙も出ない、高カロリー、吸着力抜群!!!
もくもくと煙は出るのですが全て水蒸気だそうで、環境にも優しいです。
とても高級な炭が出来上がります。

カゴいっぱいに詰めた竹を管のついたドラム缶に入れて蒸し焼きにします。
水蒸気が透明になれば完成の印!
3分の1くらいの大きさになります。


デモンストレーションとして出来上がった炭でお餅を焼いて、食べさせて頂きました。
普通の炭だといわゆる“ 炭火焼き”の香ばしさがあると思いますが、いい意味で香ばしさはありませんでした。
匂い、煙が苦手な人にはぴったりですね。

学生特典ということで牡蠣も頂いちゃいました!
漁師さん優しい!!

松島の牡蠣だーー

また、竹炭は肥料としても有効らしく、竹炭で育てていたトマトの苗もいただきました。
栄養分、保湿、保温効果があるそうです。🍅

その後、養殖場も見学させていただきました。

いい天気の牡蠣養殖場
さすが、日本三景松島

竹は漁師さんが手作業で2m近く海底に刺して建てているそうです。
2mですよ?海底が柔らかいとしてもどうやっているんだろう、、、

浅瀬、沖によって養殖方法にも違いがあります。
また、松島が作っているのは種ガキ、つまり、牡蠣の子供を育てて全国に出荷しているようです。
牡蠣の名産地と言われている場所でも、実は宮城県産の牡蠣ってことはあるあるです。

養殖場に向かう途中、印象的だったのはこの光景。

ホタテ壁

養殖ではホタテを海の中で吊るして、牡蠣の赤ちゃんを付着させて育てます。
そのホタテが壁のように並んでいます。圧巻です。

遠くには白い山があり、ずっと堤防かと思ったのが全部ホタテでした。山、堤防にみえるくらいホタテが廃棄されています。

実際、ホタテの貝殻のほうが問題のようです。貝殻の有効活用法はあるのだろうか、、、

順調な竹炭。
しかし、海に入っていたことでぎっしり付着しているフジツボの除去、竹を割る作業に人材が足りていません。
ポロポロと取れるフジツボ、ハンマーを振り回せる竹割はストレス解消にうってつけなので、そんなイベントを通して材料準備をしていくようです。

私も竹割をしましたが、ハンマーは重いし、丈は弾け飛ぶしで大変でした。でも、思いっきりハンマーを振り回すのは楽しかったですね笑

今度は船を出して養殖場を見せてくれるとかくれないとか。絶対行きたい!船乗りたい!

読んでいただき、ありがとうございました。

ニュースも放映されました〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?