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白人が最も多く住む州:オレゴン州

こんにちはー!

私の実家の長崎では、例年では考えられないくらいの雪を観測しています。九州全体で寒いのかな??みなさん、あったかくして体調には気を付けてくださいね!!健康第一で新年迎えましょう~♫

ということで、今回の話題は少し真面目というか、あまり楽しくないオレゴン州に関する歴史について触れていきたいと思います。楽しくないですが、オレゴンを語る上で無視できないなぁと思いまして。

オレゴン州は、アメリカの中でも白人の比率が最も多い州の一つとして知られています。2019年の時点で、州全体人口の87%が白人でたった2%が黒人となっています。偶然でしょうか?はたまた、何か白人たちを惹きつける魅力があるのでしょうか?

答えはどちらでもなく、単純に黒人たちはオレゴン州に住むことを許されなかったのです。1844年から3年間、黒人排除を促す法律が制定されました。奴隷制は禁止されたものの、黒人たちはオレゴン州に住むこと自体を禁止されたのです。この法律を破る者は、半年に一度、39回のむち打ちの刑を、彼らが州から立ち退くまで受けなければいけませんでした。

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そら、そんな州なんかに居たくないですよね。金銭ではなく、体罰を罰則にするところがまた、差別の事実を反映しているなぁという印象を行けます。

1859年には、黒人はオレゴン州に資産(家や土地)を持つことや資産所持の契約を結ぶことを禁止する法律が制定され、更に黒人排除運動に拍車がかかりました。

さらに衝撃的なのは、これらの法律が排除されたのが2002年、たった19年前という事です。そして、全体の投票数の30%が黒人排除の条例を維持するべきだと主張したのです!!びっくりじゃないですか?!いやいや、21世紀に肌の色を基準に人権を奪う法律を良しとするべきだと考える人がいる事が驚きですし、正直がっかりです。。。

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”白人としか商売はしません”と書かれたサイン。こんなんじゃ、黒人商売人たちが職を失うのも仕方ないですよね。。。

このような背景が原因で、オレゴン州は黒人たちにとって近寄りがたい場所、または近寄ると罰則や差別を受ける「絶対的白人至上主義」の州となってしまったんです。

なんかめっちゃ差別する悪い州みたいな感じに聞こえてるかもしれませんが、オレゴン州はバイデン支持の州で、黒人差別に強く反対しています。2020年の夏から秋にかけて黒人差別反対運動のプロテストがアメリカ国内で一番長く続いた州なんです!!2か月以上毎日連続でプロテストが行われたのかな??

白人がすごく多い州ではあるんですが、「黒人差別は違っている」と黒人をサポートする白人が多い州でもあります。

やはり、白人が80%以上を占めるということで、多様性はあまり感じませんでしたが、まぁ日本にいると本当に日本人しか見ないので、最初は「おーいろんな人種いんなー」って思ってました。でもやっぱり、他の州に出てみると、やっぱりオレゴンって白人多いんやな、って実感しました。

私自身、約4年間の滞在中に差別を受けたことは一度もありません。もしかしたら、気づいてないだけかもしれませんが。。。もし、働いていたらパワハラとか経験していたかもしれませんね。「あんた、こっちがビザ払ってやってんだから働けてるのよ、残業!残業!残業!」「アジア人だから数字得意でしょ、経理して」的な。完璧な想像の世界ですけど(笑)

はい。ということで、本当に少しだけでしたが、オレゴンの人種差別の歴史に触れてみました。もし、黒人差別についてもっと詳しく知りたい!って人がいましたら、以前私が書いたブログ「人種差別?Black Lives Matter って何?」を読んでみてください。BLM運動が起きた時は、アメリカにいたので、プロテストに参加しました!歴史的瞬間に立ち会えたな。と感動しましたね。興味のある方は、是非!

人種差別?Black Lives Matter って何?」
sbksgirl.hatenablog.com/entry/2020/07/14/050537

長々と最後まで読んでいただき、ありがとうございました!私、オレゴン州大好きなんですけど、その理由の一つが、「人が優しい」という事。みなさん、機会があればオレゴン州に遊びに行ってみてください。

では、また次回のブログで!Bye bye!

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